Odds Park 競馬

◆中央馬

◇ドスハーツ…テンに行けず、後方からの競馬がほとんどだが、条件戦では掲示板をほぼ外さぬ走りである意味、相手なりとも言えそうだ。１勝クラスを勝ち上がったのを契機に１、２、３、１、１着で昨年暮れから今年３月の間でオープン入りを果たす。オープンではＧ３平安Ｓ14着、休みを挟んでオープン特別12、７、６着だが、地方の交流重賞の相手関係ならといったところはありそう。小回り２周だが、早め早めの競馬で応戦したい。

◇ダンビュライト…２歳時には朝日杯フューチュリティＳに挑戦（13着）。３歳時は三冠レースで３、６、５着。４歳になってもＡＪＣＣ、５歳になって京都記念とＧ２を勝ち、芝長距離のＧ１戦線に出走歴多数。そんな馬が前走からダートに矛先を向け、新味を求めにきている。まあそういう状況ということだが、ダート２走目うんぬんより、交流グレードのメンバー、スタミナ比べの距離、先行力が生きそうな小回りで注目してみるのも面白そう。

◇ライトウォーリア…重賞、オープン挑戦では思うように走れないことのほうが多いが、条件戦ではそれなりに安定して駆けていた。２走前の太秦Ｓでは直線モタつくも、最後にまた走る気になり？オープン特別初勝利。距離が不安視されるし、気性的にも条件がつくタイプとか。陣営は深い砂も気にしているが、それでも地方交流に臨んできたということは持ち前の先行力を生かせるのでは、とみたからだろう。小回り２周なら距離を克服できても。

◇ケイアイパープル…これまでの戦歴を振り返ると、凡走もしばしばだが、比較的すぐ巻き返している。だから前走着順はそう気にしなくていいのかも。中央の重賞ではＧ２東海７着、Ｇ３アンタレスＳ14着ともうひとつだが、オープン特別は８、９月に２つ勝っているし、敗れたレースもコンマ差で大きくは負けていない。交流のメンバーならといったところは当然あろう。

◇ヴェルテックス…デビュー戦は札幌の芝1500ｍでタイムオーバー。立て直して復帰後はダートに路線変更した。未勝利戦を勝ち上がれなかったものの（０７１１）ならほぼ１勝級？　兵庫２戦２勝で中央１勝クラスへ戻ると１、３、１、１着でオープンへ。Ｇ３平安Ｓ12着、リステッドのＢＳＮ賞こそ大きく負けたが、３走目からは５、３着。そして浦和記念でも０秒５差の３着に入り、オープン、特に交流グレードでのメドを立てた。

◆地方馬

◇ホーリーブレイズ…中央のオープンでは勝ち鞍こそなかったものの、２、３着はあり。昨年の夏に大井へ移り、初戦の2400ｍオープン特別こそ圧勝したが、重賞となると３着が最高の（１０２６）。グレード挑戦も白山大賞典２秒７差８着、マーキュリーＣ３秒５差６着では強調しづらいが、距離を味方にはつけられそうだ。

◇エグジットラック…中央時に2100ｍで２着があるが、１勝クラスでのもの。それにこのところ気分次第というか淡泊な面も見せている。スタミナ比べは望むところでも、現状この相手ではさすがに…。

◇ルールソヴァール…17年にＧ３みやこＳ２着、18年には佐賀記念を勝っている元中央のオープン馬。その後頭を打ち道営に移ったが、休み休みとはいえ（３３２０）と馬券を外してない。金沢の吉原寛人騎手を配し、一発もくろんでいる？

◇ウインハイラント…笠松・東海ゴールドＣ勝ちなど長距離重賞戦線で活躍したが、ブランクもあって今年は未勝利。走りのいい季節だが、良化はスロー。次につなげられればよしか。

◇トーセンブル…船橋デビューの生え抜き６歳。勝ち鞍こそないが、南関東の２、３歳重賞戦線を賑わせていた一頭だ。一般戦では堅実な走り。言い方を変えれば地方馬同士でも勝ち切れないことが多いわけだが、長い距離がいいのは間違いない。岡部誠騎手の手綱さばきで１つでも前に。

◇ナムラムツゴロー…中央３勝クラスから兵庫を経て当地へ。転入初戦にオープン特別で逃げて２着があるが、あれはほかが走らなかったもの。ここでは前に行けないだろう。後ろから行ってどこまでやれるか。

◆レース見解
主役不在の混戦。計算しやすいのは浦和記念３着のヴェルテックスか。前走も厳しく言うなら物足りなさがなきにしもあらずだが、交流グレードである程度やれることは示せたと思う。父・横山典弘騎手が2007年に勝っているレース。横山武史騎手も続けるか注目してみるのも面白そうだ。地方が初という面々では、競馬のうまそうなケイアイパープル、距離は望むところのダンビュライト、先行力魅力のライトウォーリア、末脚に懸けるドスハーツの順とした。地方馬に可能性を求めるなら遠征馬。いずれも地方の腕達者を配してきたが、ここではルールソヴァールとしておきたい。

◎(11)ヴェルテックス
○(８)ケイアイパープル
▲(４)ダンビュライト
△(５)ライトウォーリア
×(２)ドスハーツ
×(６)ルールソヴァール