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本日は栄えある重賞、園田金盃が行われる。中心は昨年の覇者であり今や兵庫県のエースにまで成長した兵庫県デビュー馬ジンギ。しかしそこに立ち塞がるのは前走ＪＢＣクラシックにも参戦したテーオーエナジー、ＪＲＡ時や転入初戦の２走前内容からも実績や実力は文句なし。ジンギの最大のライバルは同厩舎のこの馬だろう。今年のダービー馬スマイルサルファーが上位評価２頭相手にどこまでやれるかも注目したい。古豪マイタイザンやエイシンニシパ、遅咲きアワジノサクラも善戦以上を狙う。

◎　③　ジンギ…昨年の園田金盃を２番手からアッサリ抜け出して圧勝、兵庫県トップホースとしての貫禄を見せつけた。今年は３月に名古屋大賞典に出走して初のＪＲＡ強豪馬達と対戦したが、シッカリ追走しての４着なら上々内容だったと言える。前走後はここを目標に上積み十分の調整過程、連覇へ向けて万全の仕上がりだ。立ち塞がる可能性のある相手は同厩テーオーエナジー唯１頭、乗り越えて連覇なるか注目。

〇　⑪　テーオーエナジー…兵庫県に転入初戦だった２走前は笠松・オータムカップにいきなり遠征、結果はハナを切って大差圧勝と実績通りの圧巻の走りを披露した。前走の相当強い相手が揃ったＪＢＣクラシックでも取り付いた位置を最後までシッカリ粘る見せ場があったし、実績や地力はジンギを凌駕している印象。園田コースも３歳時に兵庫ＣＳを圧勝しており文句なし、アッサリ勝ってしまうのか。

▲　④　スマイルサルファー…前走後の休養は予定通り、シッカリ乗り込んで上々の仕上がりでの出走となるだろう。兵庫ダービーと西日本ダービーのＷゲットで箔も付いたし、初の古馬との顔合わせがこの園田金盃でも決してヒケを取らないハズ。３歳馬の勢いとダービー馬のプライドを賭け、この大舞台でも躍動可能と見る。

△　⑤　マイタイザン…休養明けの前走は少し順調さを欠いて割引が必要と思っていたが、ハナを切って最後までしぶとく粘りニシパとクビ差２着は流石のひと言。叩き２走目の上積みは少なからずあると見れるしテンのダッシュ力はこのメンバーでも随一、主導権を握ってペースをコントロールできれば残り目は十分ありそうだ。

△　⑧　エイシンニシパ…58キロを背負いながらもキッチリ勝利した前走からも、まだまだ衰えを感じさせない。さすがに同厩ジンギには後れを取り始めたが、それでもここも大きくは崩れず上位争いを演じてくる可能性は高い。経験値の高さは誰にも負けぬ、激流になってそれを生かせる展開ならば善戦以上は十分可能で。

△　⑫　アワジノサクラ…２走前の姫山菊花賞でもジワジワ寄せて４着健闘だし、前走もエイシンニシパとマイタイザンに際どく迫っての３着。このことからも地力強化を着実に印象付けたと言えるし、厳しい流れでも対応できるところを見せた。ここも上がりの掛かる展開ならば馬券圏内も夢ではない。