おすすめ注目レース

2021年10月 7日   レディスプレリュード (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   大井1800mでレーヌブランシュを見直し
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

14-2_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】
 レーヌブランシュは昨年の関東オークス馬。その関東オークスで2分16秒3は、今年の関東オークス馬ウェルドーンを2秒しのぐタイム。その後未勝利だが、今年1月のTCK女王盃でマルシュロレーヌ(ブリーダーズカップディスタフに遠征予定)の2着と好走。除外後になるが、古馬混合の牝馬ダートグレード競走は3、4、5、2、5着と堅実で、春のJRA2戦大敗からどれだけ立ち直ったかがカギになる。

 ウェルドーンは今年の関東オークス馬。単騎マイペースのケラススヴィアを難なく捕らえたが、タイムは2分18秒3と近年では遅かった。ただし、前走のジャパンダートダービーでは勝ったキャッスルトップからアタマ+アタマ差の3着なら、大井コースに目処がついた。あとは初の古馬相手がどうかだけ。

 テオレーマは1600m~1800mで5勝。何よりも上がり36秒6、大外一気のマリーンカップがずば抜けて強かった印象。ムラな面はあっても決め手は上位。休み明けでプラス9キロのスパーキングレディーカップは6着。絞れた方が良いが、再び休み明けで仕上がり具合がカギになる。

 クリスティは昨年の関東オークスで、初ダートながらレーヌブランシュから5馬身半差の3着(1.1秒差)。その後再び芝に戻り、リステッドの六甲ステークスなど6戦3勝。今回再び南関東のダートに挑戦となるが、芝でのレースぶりからは地力アップした印象。前走に引き続きミルコ・デムーロ騎手が騎乗。二刀流成功なるか。

 ダイアナブライトは父ディープインパクト、母チェリーコレクトはイタリアの1000ギニーとオークスに勝っている血統。ダート1700m~1800mで3勝。前走牡馬オープン相手のBSN賞で5着なら脈ありの評価ができる。

【地方所属馬の評価】
 グランデストラーダは2走前のスパーキングレディーカップで3着。転入初戦のエンプレス杯11着大敗だっただけに、これで態勢が整った。前走名古屋の秋桜賞を7馬身差の圧勝、勢いをつけて挑戦する。JRA3勝中2勝が1800m。血統からも中距離向きで、ここは条件が合う。

 ラインカリーナは一昨年の関東オークス勝ち馬。以降佐賀記念、エンプレス杯などソコソコ見せ場をつくっている。前走は盛岡のビューチフルドリーマーカップ1着。すんなりハナ切れればまだまだやれる。

 コーラルツッキーは前走門別のノースクイーンカップ快勝。2歳時のエーデルワイス賞以来、1年9カ月と10日ぶりの勝利を挙げた。初の1800mでその適性を示したが、生涯の勝利は全て門別競馬場。いい脚一瞬で馬体も線の細さが目立つだけに、この相手でどこまで。

 サルサレイアは昨秋クイーン賞3着は勝ち馬(姉サルサディオーネ)と2.1秒(10馬身半)の大差だった。南関東転入後の1勝は大井1800mで行われた準重賞の'21ネモフィラ賞。コース適性は証明できたが、少頭数で高い評価は難しい。末一手だけに自ら動けない分、展開の助けが必要だ。。

 ロカマドールはJRA新馬勝ち、転入後【5-1-1-3】のA2クラスだが、前走名古屋の秋桜賞は勝ち馬グランデストラーダとは7馬身の差があった。大井は昨秋1戦し10着。近走ゲート難もありアテにはしづらい。

【解説者の予想】
 今年のダートグレード競走牝馬路線を引っ張ってきたマルシュロレーヌは本場のブリーダーズカップディスタフへ参戦予定で、今年は中心馬が不在のメンバー構成となった。
 レーヌブランシュは古馬混合戦のダートグレード競走牝馬限定戦で3、4、5、2、5着の成績だが、これらのレースの上位勢が抜けた今回はチャンス到来にもみえる。JRAダート2戦大敗後休養、前走門別は公正保持で取り消しとなんともリズムが悪い近況だが、大井1800mのTCK女王杯2着からも見直せる。
 ウェルドーンはジャパンダートダービーで勝ったキャッスルトップの絶妙な逃げにハマって好位から差し込みきれず3着。ただ、タイム差なしで地力自体は示している。その前の関東オークスでは、ケラススヴィアに決定的な差をつけているし、あとは世代レベルがどうかだけ。初の古馬相手も楽しみはある。
 テオレーマは今春のマリーンカップでレース上がり3ハロンを1秒6も上回る爆発力をみせ差し切り勝ち。先週日本テレビ盃を制したサルサディオーネのペースだったことを考えれば、少頭数でもレベルは高かった。続く前走スパーキングレディーカップは道悪、太目で凡走。再び休養明けで、今回も仕上がりがカギになる。
 グランデストラーダは秋桜賞は2着に1秒5差と期待の良血が地方で本格化した。久々のダートに対応ならクリスティも能力差はない。調整明け3戦からついに本領発揮してきたラインカリーナも要注意。ダイアナブライトはJRA4勝なら牝馬重賞なら力は通用するはず。

 ◎(8)レーヌブランシュ
 ○(6)ウェルドーン
 ▲(3)テオレーマ
 △(7)グランデストラーダ
 △(1)クリスティ
 △(2)ラインカリーナ
 △(10)ダイアナブライト

 

おすすめ買い目

馬単 8→6 8→3 8→7 8→1 8→2 8→10

 

※大井競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬