Odds Park 競馬

【結論】
　キャリアの浅い２歳牝馬の1000メートル戦。さらに中間の雨で馬場渋化は避けられない。ひと波乱あっても不思議でないが、ここはスピードの絶対値が違う(２)スティールルージュの重賞初制覇に期待。アタックとはいえ、前々走で見せた強さは重賞級レベルだ。1000メートルで２戦２勝の(４)アマクミナイデヨもスピード競馬に自信を持っている。前２走は余力を残しての勝利だけにここでも楽しみ。重め解消で鋭さを増している(５)スティールノーヴァもまだ時計は詰まりそうで注目。強敵に揉まれてきた(８)エイシンヌプリ、持ち時計一番の(１)ヒノカミカグラも軽視禁物。

【詳細解説】
　◎(２)スティールルージュは新馬、アタックで連続２着後、３戦目のアタック(認定未勝利)で初勝利を挙げたが、良馬場で１分０秒３の勝ち時計はかなり優秀。続くオープン特別での圧勝ぶりを見ても、能力は相当高い。重賞でも1000メートルの持ち時計は一、二を争うし、今の充実ぶりならチャンス十分。

　○(４)アマクミナイデヨは５月20日の新馬戦を予定していたが、筋炎で出走取消。６月２日の新馬戦でデビュー。取消の影響を感じさせぬ強い内容で勝ち上がると、２戦目のオープンも快勝。勝ち時計はいずれも１分０秒台と速いし、この中に入っても時計面で見劣らない。無傷の３連勝で重賞制覇も。

　▲(５)スティールノーヴァは２戦目のオープンで２着。連勝は逃したが、成長分を含めても、一挙に20キロの馬体増は重かった印象。それでも新馬戦でマークした時計を０秒２も詰めてきたところにこの馬の能力の高さが窺えた。直前の動きは軽快で重め解消は明らか。上積み大きい今回は勝機あり。

　△(８)エイシンヌプリの前走は逃げて２着に粘った。不良馬場とはいえ、１分12秒５の走破時計は速いし、ここでも、ハナに立つだけのスピードはある。栄冠賞は揉まれる競馬が応えたが、今回の枠なら大丈夫。スムーズに折り合えば重賞でも圏内。

　△(１)ヒノカミカグラは不良馬場での時計とはいえ、１分０秒２の持ち時計は、今回のメンバーの中で最速。中間の雨で良馬場は見込めないだけに、渋化馬場を経験している同馬も出番はありそう。連勝の勢いも無視できない。