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　能力比較なら(２)アタミと(９)ディアタイザンは同等の評価だが、ディアが前走で久々に脆さを見せたため軸としてより信頼できるのはアタミの方。内外のコース取り問わず力強く抜け出し２連勝。勝ち時計から昇級も何ら問題なく、ここも確実な押し切りでＶを狙う。ディアタイザンは前走がやや不可解な敗戦。追い切り内容や斤量等が響いた可能性もあるが、元々が気難しいタイプでもあるため若干信頼度を落としての対抗評価。(１)コスモビスティーはいい脚を長く使えないため勝ち味に遅いが、移籍後４戦連続馬券圏内の堅実性は素直に買い。(８)モズファヴォリートは道中の距離ロスさえ抑えられれば容易に反撃可。前走太め残りながら見せ場作った(６)クリノビッグサージの上がり目にも注意。

◎(２)アタミ…移籍後２戦ともに序盤折り合いを欠いたり口向きの悪さを見せたりしているが、それでいてゴールまでまったく脚色が鈍らないのは能力が非凡な証といえる。特に斤量増でしかも早めから前を捕らえにいく王道競馬で勝ち切った前走があまりにも優秀。時計面から見ても昇級が壁になる不安は皆無で、ここも好位付けから危なげなく押し切る可能性が極めて高い。

○(９)ディアタイザン…前走の敗因は斤量増だったり追い切り時計が地味だったりと挙げれば色々あるが、元々が真面目さを欠く気性のためメンタル的な部分が影響した恐れもある。ゆえに安易に本命を打ちづらくなってしまったが、また２走前の走りができさえすれば連勝中アタミにも互角以上に渡り合えることは確か。素質からして上位評価はまず揺るがない。

▲(１)コスモビスティー…一瞬の切れは鋭いがゴール前では他馬と脚色が同じになる。つまり長くはいい脚を使えないためどうしても勝ち味に遅くなってしまうタイプ。ただ距離も展開も不問で確実に圏内に食い込むレース振りは評価できるもの。ここもよほど捌きに苦労することさえなければ上位進出は確実と見る。

△(８)モズファヴォリート…基本的に好走は外回りの競馬だが、前走に関してはいつも以上に大外を回らされる格好となったためさすがに脚が続かなかった。３走前２着時がそうだったようにある程度早めからスパートしても長く脚を使えるタイプ。前走よりも今少し距離ロスを抑えていければ反撃可能。

△(６)クリノビッグサージ…前走は10キロ以上の馬体増だった上に先行勢に厳しい流れ。それを思えば６着でも悲観することはなく、叩き２走目の上積みを考慮すれば十分狙いが立つ存在。