Odds Park 競馬

前走の名古屋・かきつばた記念(JpnIII)で地方馬最先着の健闘を見せたナリタミニスター。今回は地元馬同士となり相手関係もグンと楽になった。トップハンデ５８キロでも主役の座は揺るがない。兵庫転入後から常に堅実な走りを見せているタイセイプレシャスが相手筆頭。前走は１２３０ｍ戦の速い流れに戸惑うような立ち回りに。その点、今回は一番走り慣れている１４００ｍ戦。この距離なら逆転の目はある。一戦毎に出脚、粘りともに良化を見せているテツも１４００ｍ戦なら差のないところ。コウエイアンカ、リョーノテソーロ、エッシャーの３頭は今回休み明けだが、全馬にリフレッシュ効果が見込める。一変に注意しておきたい。

◎(５)ナリタミニスター…２月の兵庫ウインターＣ後は疲労感が抜けず、調教気配にも物足りなさを感じていたが、前走直前辺りから活気ある動きが戻ってきた。７走前の同条件戦では４着に敗れているが、当時は転入初戦の逃げ馬を序盤から必要以上に追いかけすぎたことが敗因。自分のリズムでさえ運んで行ければ。

〇(11)タイセイプレシャス…前走は１２３０ｍ戦の速い展開に前半位置取りがいつもよりひとつ後ろからの形になってしまっていたが、それでも直線はしぶとく追い上げて２着確保。毛ヅヤが冴えなかった転入当初から比べると最近は馬体にハリも出て気配良化。距離延長で見直したい。

▲(３)テツ…これまでは落ち着いたペースで先行し、シッカリとタメを作る形に持ち込めないと直線モロさを見せることが多かったのだが、前走は２番手から逃げ馬の速いペースに付いていきながらも直線踏ん張り４着。マイペースの形に持ち込めれば反撃可能。

△(12)コウエイアンカ…近走は気が乗りすぎてしまい、ゲート内でのウルサさ、道中折り合い面の難しさが出てきてしまっていた。今回休み明けだが、フレッシュな状態の今回ならその面も軽減される可能性が高い。落ち着いた状態で臨むことさえできれば。

△(９)リョーノテソーロ…兵庫転入後の３戦は精彩を欠く走りとなってしまっていたが、当時は冬毛もかなり目立っており、体も重たく映っていた。今回は４ヵ月半の休養明けだが、馬体のハリツヤは前回以上。中央OP好走実績からも一発の力はある。

△(２)エッシャー…３月の転入初戦は重賞戦で見せていたようなスピードが見られなかったが、その後に休養を挟み立て直し。先月２５日の能検ではテンからシッカリした動きを披露。前走とは違った姿が見られそうだ。