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2021年3月21日ばんえい記念 (帯広競馬) ツイート

帯広競馬第9レース絶好調キタノユウジロウは１トンも克服可能
生駒　有輝夫

　ばんえい記念初挑戦となる(４)キタノユウジロウだが、帯広記念で高重量戦の適性は示した。脚抜きのいい馬場なら１トンにも対応できる。勝ち負け期待。末が甘い(６)コウシュハウンカイにとって脚抜きのいい馬場はプラス。前残り十分。(８)オレノココロ、(５)センゴクエースは速い時計に対応できるかがカギ。ただ、力はトップクラスだし、無視はできない。慣れ見込める(９)ホクショウマサルに注意。

◎(４)キタノユウジロウは３連勝中で絶好調と言える状態。実績上位馬とは斤量差があったとはいえ、一線級が相手となった前走を快勝と確実に力をつけている。１トンは初めてとなるが、890キロの帯広記念では障害で止まってから何発も腰を入れて３番手で降ろし、粘り込み３着と高重量戦の適性を示した。脚抜きのいい馬場はプラスに働くし、通用しても不思議はない。

○(６)コウシュハウンカイは６歳から挑戦して今回がばんえい記念６度目となる。最高着順は３着と勝ち星には恵まれていないが、毎年、持ち味である登坂力を生かし、５年連続で掲示板は確保。末に甘さがあるだけに、雪予報が出ているのはプラス。脚抜きのいい馬場なら末の粘りも増す。悲願達成へ。

▲(８)オレノココロは前走障害で止まってからスムーズに腰が入らず５着。その後はここへ向けて調整されており、仕上がりに関しては不安のない状態。これまでばんえい記念は４戦３勝２着１回と完璧な成績を残している。スーパーペガサスに並ぶ４度目の制覇も十分に狙える。

△(５)センゴクエースは一昨年の覇者。昨年度も２着と相性のいいレース。今回は軽馬場で時計が速くなりそうなだけに、障害をどの位置で降ろせるかがポイント。直線勝負に持ち込めれば首位争い可能。

△(９)ホクショウマサルは初挑戦の昨年度は障害で手間取ったが、直線追い上げて３着。斤量も２度目で慣れが見込めるし、障害は良化してくるはず。脚抜きのいい馬場も得意としており、チャンスがある。