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力差少なく面白い一戦となった今年の中日杯だが、中でもサノサマーを主力に推す。当地では久々の出走となるが、道営でひと叩きした事もあり、調子を落とした夏場と比べ見栄えは段違い。内枠の捌きも特に問題なく復活に期待。充実の近走からトウショウデュエルを相手筆頭に置くが、ＪＲＡ実績馬サトノファンタシーも上積みや地力を思えば初距離といっても軽くは扱えない。昨年の同レース覇者ティモシーブルー、勢いのあるファストフラッシュも流れひとつの感。

◎は①サノサマー。中央在籍時は発馬ひと息ながら瞬発力を武器にダートで５勝。当地でも遺憾なく能力を発揮し、緒戦は直線だけでビハインドを覆し快勝、利家盃⑦を捻じ伏せ制覇。その後の重賞２戦は展開と夏負けの影響で④⑧着も、リフレッシュの効果で馬体、攻めの動きに迫力を取り戻した。道営でひと叩きした事もあり仕上がりは万全。

〇は⑥トウショウデュエル。昨年の同レースは６着に終ったが、今年は折り合いに進境を見せ百万石賞２着など揉まれなければ長い距離でも安定感。８歳のベテランだが、長く良い状態を維持しており近2戦⑦に連勝など充実の走り。

▲は⑫サトノファンタシー。中央新馬勝ち以降もダート千四を中心に好走を重ね、オープンでも２勝を挙げた実績馬。順調さを欠いた事もあり昨年以降は低調だったが、移籍緒戦競り合いを制し当地で幸先の良いスタート。初距離だが過去の傾向から侮れず。上積みも。

△は⑦ティモシーブルー。スプリングカップは制したが、利家盃では①に完敗、近２戦も⑥に連敗とやや勢いに陰り。ただ、気温が下がってから順調な良化を示しており昨年王者の意地見せたい。

注は⑨ファストフラッシュ。移籍当初は気難しい面も覗かせたが、ジックリ構えてひと脚使える様になり３走前⑥⑤らを倒すなど中身の濃いレースで３連勝中。ここまで重賞は入着止まりも今の勢いなら。