Odds Park 競馬

　今年から笠松最高の１着１２００万円となったオグリキャップ記念。時節柄、遠征馬も少なくなり、賞金に見合うメンバーかというと？マークがつくが、馬券的には面白い顔ぶれになったと思う。中では４歳ニューホープ。当地の１９００ｍ重賞３勝で長い距離に適性を見せる。馬場２周は初めてになるが、この馬なら喜んで乗り越えてみせる。名古屋マコトネネキリマル、兵庫マイフォルテ、船橋キャッスルクラウンが鞍上込みで虎視眈々。アリオンダンスは攻めの動きが上々だった。

　ニューホープは内をうまくさばけたとはいえ、上がりの競馬を克服したのはお見事。ここ目標に準備は万端。距離も望むところだ。「本数も乗れたし、ここを目標に至って順調。攻め馬の動きから見ても状態は前走以上だろう。スタミナ豊富なので距離は歓迎のクチだし、流れが向けば」。

　マコトネネキリマルは３歳４月に転入し（８３０１）。東海ダービー２着、名古屋大賞典は地元最先着だ。前走はあくまで試走。初タイトルへ力が入る。「前走後に体調を崩した時期がありましたが、何とか間に合わせることができました。完調とまでは言えませんが、中間のひと追いで変わってくると思いますし、それなりに態勢は整っています」。

　マイフォルテは３～４歳時には５連勝も。勢いに乗ると止まらないタイプか。前走で２４００ｍを勝っているのがまた何ともいい。「輸送を考慮して若干重め残しの調整だが、追い切りはいい動きだったし、今は本当に調子がいい。笠松は３歳時に経験しているし、折り合いの心配がないので長距離は歓迎。好勝負を期待している」。

　キャッスルクラウンは後方からの競馬、しかも近走はゲート難も目立つが、おしまいはしっかり。こういう距離で生かしたい。「中間は至って順調で、最終追い切りも満足いくもの。今回は納得の出来で使えそうだよ。他地区への輸送は何度も経験しているので心配していないが、初コースだから物見をせず、集中して競馬ができればと思っている」。

　アリオンダンスは兵庫のオープンでも２着ならあるし、18年だが当地のオータムＣで２着。３走してメドもついた。そろそろ!?　「馬場状態はともかく、今週の調教はキレキレの動きで文句なし。距離も長い方がいいだろう。あわよくばの気持ちで臨むよ」。