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2020年3月10日   第22回 黒船賞JpnIII[指定交流] 4歳以上サラ系4歳以上 別定 (高知競馬)  

高知競馬   第5レース   地力強化明白テーオージーニアス中心も混戦模様
全国公営競馬専門紙協会

kouti02.jpg【JRA所属馬の評価】
テーオージーニアスはオープン入り2走目で重賞カペラS2着と、今が伸び盛りの5歳馬。距離実績こそ1200メートルに偏っているが、小回り形態なら1ハロン延長も克服可能。前走もそうだったように発馬の不安定さは残るが、まともなら重賞戴冠も時間の問題と言えよう。

ワンダーリーデルは展開の恩恵があったにせよ、G3武蔵野S勝ちとG1フェブラリーS4着の実績はここに入れば威張れるもの。1400メートル戦は5勝マークと距離も申し分なく、懸念材料を挙げるなら初の地方小回りでもいつもの末脚を引き出せるかどうか、そこが焦点となる。

ラプタスはダートに矛先を向けてから怒濤の4連勝。元々テンションが上がりやすかったりと気難しさもあっただけに、3歳早期から去勢した効果も出ているようだ。オープン昇級の前走は発馬で躓いた上に追い込み馬が台頭する厳しい流れ。まともなら通用して不思議ない。

デュープロセスは前走の兵庫GTで初の重賞タイトル奪取。相手関係こそ恵まれた感はあったが、終始淀みない流れを押し切った点には価値がある。まだまだ伸び代見込める明け4歳馬、更に奥があるだけにこのメンバーでも要注意。

サクセスエナジーは昨年の当レース覇者。久々となる4ヵ月以上の休み明け、昨年より近走の勢いに欠ける点がどうかだが、既に重賞3勝をマークしている地方1400メートル戦ならアッサリ巻き返しがあっても驚けない。

【高知所属馬の評価】
サクラレグナムはメンバー中最高齢でありながら、3走前には兵庫GT3着と力の衰えはまだまだ感じられない。昨年の黒船賞は3着馬とコンマ2秒差。十分詰め切れる範囲で、今年も一角崩しを担える地元期待の星。

ウォーターマーズは過去の中央実績を比較すると相手は厳しい印象だが、高知移籍後はいまだ3着内を一度も外していない。地力よりも適性が問われやすい地方舞台に於いては見過ごせぬ実績で、一発に注。

スペルマロンは高知移籍後、幅広い距離を使いながらパーフェクト連対中。一気の相手強化にはなるものの地の利を生かせる強みは大きく、うまく流れが向くようなら見せ場以上も。

アースグロウは地方で勝ち星を積み重ね、16勝はこのメンバー中でも最多。ただ一線級との対戦経験には乏しい上、基本の好走パターンは極力前付け。中央勢が相手ではスピード負けする恐れも。

【他地区所属馬の評価】
イルティモーネは2走前の兵庫GTで中央勢相手に大健闘2着。確かに展開や斤量の恩恵はあったものの、末脚そのものはグレードでも通用することを証明してみせた。ここも展開が紛れるようなら面白くなる。

オオオヤブンは地元兵庫でも重賞経験が浅いだけに経験値不足の感は否めない。ただ1400メートル戦に限れば目下7連勝中と短距離適性は高く、一昨年の黒船賞で金星を挙げた陣営が送り出す刺客という点も魅力。

ナラは4歳馬ながら実戦キャリアは豊富で、グレード競走にも既に6度参戦している。ただその6戦すべてが大差を付けられての着外で、ローテーション的に上積みも微妙となれば出番までは望み薄。

【見解】
 今年は中央勢のローテが様々で力量比較が難しいが、中心には地力強化が目覚ましく小回り適性も高そうなテーオージーニアスを推す。一連の実績からはワンダーリーデルだが、タイプ的に小回りコースを克服できるかがカギに。激流となった前走は見直せるラプタス、前走好内容デュープロセス、昨年覇者サクセスエナジーと中央勢中心で、地方勢なら一線級との対戦経験豊富なサクラレグナムを。

◎テーオージーニアス
○ワンダーリーデル
▲ラプタス
△デュープロセス
×サクセスエナジー
×サクラレグナム

おすすめ買い目

馬単 2→8 8→2 2→4 4→2 2→10 10→2 2→5 2→12 8→4 4→8

 

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