Odds Park 競馬

　好時計で勝ちっぷりのよかったキタノナシラ、勝利の味を思い出したアセイラント、笠松に矛先を向けてきたトーホウリーガル、手替わり、適距離で臨むドリームアローとクセ者はいるが、出てくるからにはチャイヤプーン。３歳時に岩手ダービー、戸塚記念、ダービーグランプリを制した馬だ。太目ということだが、地元のオープンなら力の違いでねじ伏せてもらおう。

　チャイヤプーンは重賞６勝をひっさげて噂の新鋭がいよいよ登場。まだ太目残りのようだが、それでも地力で何とかしてみせる。「先週の動きが不満だったので今週は併走でビッシリと。かなり重めでの出走になるが、やれるだけのことはやったつもり。すっきり勝って次につなげたいね」。

　キタノナシラは自ら前を捕まえにいって押し切る強い内容。気性的に信は置きづらいようだが、前走を見せられては追いかけるしかない!?　「かなり気難しい。ある程度流れた方が競馬はしやすいけど、これだけ相手が強くなるとどうか。２走目で状態は上がっているが、果たして」。

　アセイラントは強敵の猛追を抑えて７カ月ぶりの美酒。使いつつの良化を認めるべき？　闘志がよみがえったのなら波に乗る可能性あり。「前走は最後よく盛り返してくれましたね。好調時に比べるとまだまだの印象ですが、前走を勝った反動もなく、追い切りを消化できました。いい方へ向かっていると思います。あとはオープンでどうかですね」。

　トーホウリーガルは鋭いというよりは長くいい脚を使えるタイプ。今の笠松の馬場がどうかだが、出張策に打って出た意欲は買いだ。「前開催の地元は重賞か、適鞍なら１４００ｍに組まれていたので、笠松へスライド。長めを入念に乗り込んで状態に不安はないよ。１８００ｍ～１９００ｍがベターだが、この距離なら不足はないだろう」。

　ドリームアローはちょうど一年前のこの鞍をこの鞍上で勝っている。オープンではアテにならないが、狙ってみる価値はありそう。「相手関係などもあるが、前走に関しては距離だろう。馬の状態は悪くないし、相性のいい鞍上が確保できた。１６００ｍであらためて」。