Odds Park 競馬

７年半前の姫路は時計が出やすく先行有利の傾向にあったが、姫路復活初日のレースを見ると内が深く外差しが決まりやすい状況に。イメージ的には昨年12月29日までの園田馬場の傾向に近く、その時期に好走していた馬を狙ってみるのも一つの手だ。そのあたりも踏まえ本命はコスモバレット。近２走は差しが決まりやすい馬場でもあったが、この馬自身の内容良化も著しく前走の勝ち振りはまさに圧巻のひと言。今の姫路馬場なら問題なく力を発揮できるはずで、完全復調成った今なら斤量増も不問。ホクセツプリンスの近３走はスムーズさを欠いたり馬場に泣いたりと不運続き。降級戦なら力は上位で改めての狙い。同じ降級馬コスモグラトナスも調子そのものは悪くなく、集中力ひとつで巻き返し可。降級＋単騎逃げ魅力のリッカサンサン、叩き３走目マイネルネッツ、流れ向けばイーリスの台頭も。

コスモバレット…移籍当初に見られた発馬の悪さや反応のズブさが一戦毎に解消され、前走では馬なり４角先頭から悠々突き抜けての圧勝。ペースや馬場の恩恵を差し引いても強さが際立った内容で、一昨年高知優駿２着、大井Ｂ級勝ち当時の姿を完全に取り戻した。前走時計自体も文句がなく、斤量増でも連勝濃厚。

ホクセツプリンス…２～３走前はいずれも前が詰まって追い出しが遅れた上、伸びづらい内を走らされる格好に。そして前走は先行イン有利の不良馬場に於いて最も厳しい大外枠を引かされるなど、近３走着外の敗因はすべて明確。ハイレベルＡ級からの降級利は大きく、捌きさえスムーズなら浮上可能。

コスモグラトナス…集中力に課題がありムラの目立つタイプだが、調教気配自体は好走時と比べてもまったく遜色ない。２走前こそ終始大外回りで惨敗だったが、基本的に1400メートルは崩れの少ない距離。実際にＢ１級の当距離戦に限れば６戦４連対で、降級のここは大きく見直せる。

リッカサンサン…一気にレベルの上がるＡクラスでは自分の形、ペースで運ぶことが叶わなかったが、行き脚自体が落ちた印象はないだけにＢ級戦なら十分見直せる。マイペースで淡々と運べれば距離延長も対応可。

マイネルネッツ…２走前は鼻出血再検明け、前走はイン有利の不良馬場で外を回らされたことが堪えた。過去現級で２勝をマークしているように本来地力は上。叩き３走目のここは要注意。

イーリス…ハイペース向きの差し馬だけに前走着外は流れが落ち着いたことがすべて。多少間隔は開いたものの追い切り時計は及第点で、内枠二騎の存在によりハイペース必至となれば浮上可。