Odds Park 競馬

兵庫２歳戦線を牽引していたエキサイターの戦線離脱により状況は一気に混戦模様に。こうなると自然と注目したくなるのがピスハンド。キャリア２戦目で臨んだ兵庫若駒賞では勝負どころで勝ち馬に迫る見どころ十分の2着。さらに距離が延びた前走も負けたとはいえ、メンバー最速の上がりで０秒１差の競馬。随所にセンスの高さが窺えており、新王者としての器は十分備わっている。エイユーキャッスルは前走の兵庫ジュニアGPで地元馬最先着。近走は末脚にも持続性が出てきており、ここに来ての成長力はメンバー随一。逆転も視野に。ほかでは、JRAからの転入初戦で高いパフォーマンスを見せたコスモピオニール、気性面の成長を感じるイチライジン、立ち回り次第ではディアタイザンやキクノウィングも上位突入十分。

ピスハンド…兵庫若駒賞は休み明けながらも３角で先に抜け出したエキサイターに迫る見せ場タップリの２着。前走も２着に敗れてしまったが、初距離に加え、序盤から非常に落ち着いた流れだったことを考慮すれば負けて強しの好内容。キャリアは他の馬より浅いが、それを十分補うだけのレース振りは見せている。初戴冠に期待したい。

エイユーキャッスル…兵庫ジュニアＧＰはスタート出遅れて後方外めを終始回らされる形だったが、それでも地元馬最先着。以前はジックリとタメを作る形でこそ末脚が引き出せるようなタイプだったが、ここ２戦はロングスパートでもしっかりとした伸びを披露。今なら展開に左右されることはなさそうだ。

コスモピオニール…前走も発馬で負け、さらには外の馬に寄られたことで出脚が付けられなかった。転入緒戦で見せた好時計での逃走劇からも秘める能力は相当。スタート五分で先行さえできれば。

イチライジン…前走は序盤で置かれた分が最後まで響き詰め切れなかったが、以前のような怖がって外へ張るような面は見られなかった。中団よりも前の位置さえ取れれば上位進出も。

ディアタイザン…ハナに立てた際は高確率で勝利を挙げており、得意の形で崩れたのはエキサイターのマクり競馬でペースを乱された兵庫若駒賞のみ。ここもマイペースなら。

キクノウィング…前走は１角手前で挟まりかけ位置取りを下げる形になったが、それでも最後は盛り返して２着。発馬五分に決めて先行なら粘り込みも。