Odds Park 競馬

　Ａ級５組から２組へのクラスアップはアドマイヤムテキには全く関係なかった。同じ２組でも生きがいいとはいえ格的には前回より下のメンバー。３連勝に期待していいだろう。相手は、２着が似合うメイショウカラタチ、引き続き好ムードのベルリラ、実際にアドマイヤの２着があるギガドルマ。リーゼロッテ、シンゼンムサシの巻き返しがあると配当的な妙味も出てくるか。

　アドマイヤムテキはレース後の回復に時間を要したという前走も危なげない勝ちっぷり。攻め馬を強化できたし、距離短縮も好材料だけに、死角という死角が見当たらない。「順調にきていますし、状態は安定しています。ここもいいレースをしてくれると思います」。

　メイショウカラタチは中央未勝利から転じて（６12１５）。勝ち味に旺盛とは言えぬが、堅実である。アドマイヤ以外となら互角かそれ以上。「強敵相手にも善戦できているし、頑張ってくれている。勝ち運がないので展開次第だが、調子はいいので大崩れはないと思うよ」。

　ベルリラはもともと堅実タイプではあったが、このところ勝ちっぷりがよく、Ｂ級はわずか４走でクリアしている。１４００ｍでも要注意。「自身の体調に合わせてマイペースで調整している。ここでもいい競馬はできると思うよ」。

　ギガドルマは確かに折り合いの難しいところはあるが、崩れは少なく逆にそこがスムーズならいい決め手を繰り出すことも。この距離なら!?　「折り合いが難しい馬ですが、安定して駆けてくれています。１頭強い馬がいるので勝ち負けはどうかも、大崩れはないのでは」。

　リーゼロッテは３連勝の勝ちっぷりがよかっただけに、２走前はともかく前走が気になるが、それだけで評価を下げるのも…。いま一度。「ここ２走が物足りない内容でしたからね。夏場に比べれば、もうひとつの状態かもしれません」。

　シンゼンムサシは休み前が実にいい感じだったので、状態さえ戻ればといったところはある。叩き３走目だし、この日程で使えるのなら。「状態は現状維持といったところです。レースを作れない脚質なので、展開がポイントになりますね」。