Odds Park 競馬

昨年こそ差し決着となったが、チャレンジＣは一昨年まで４年連続逃げ馬が連対(その内３勝)。力のある逃げ馬の信頼度はかなり高く、２ヵ月半振りでも充実一途ナチュラリーには逆らえない。元々久々は苦にしないタイプな上、この中間も十分すぎるほどの乗り込みを消化。ほぼ勝負付けが済んでいるメンバー相手ならまず勝ち負け濃厚と見る。キクノステラは昨年の当レース２着馬。ナチュラリーに完敗を喫した３走前と比べると状態面は雲泥の差で、今回は際どい勝負が可能だ。エイシンエンジョイは兵庫移籍後いまだ底が割れていない。仮に道悪の恩恵がなくともこのメンバーに太刀打ちできる可能性は十分に秘める。追い切り快走＋内枠＋適距離で反撃狙うゴールドスーク、充実振り目立つイルティモーネ、ペリステライトも侮れない。

ナチュラリー…地元戦では目下４連勝中で、その中には重賞や斤量58キロを背負ったレースも含まれる。元々マイペースに持ち込めた時は常に優秀な走破時計でまとめていたが、そこに抜群のスタート勘が備わったことでより一層安定感が増した。多少実戦間隔は開いたものの調整に抜かりはなく、地元メンバーで背56キロならまず勝ち負け。

キクノステラ…今年に入ってからの勝ち鞍は一つのみも、２走前は差し馬にとって不利な不良馬場、前走は距離久々に加え終始外回りの競馬で３着と、負けてもなお中身の濃い内容でまとめている。気難しさから来る調整の難しさも２走前から改善されつつあり、今の具合の良さなら展開ひとつで一気に前をのみ込んでも不思議はない。

エイシンエンジョイ…兵庫移籍後は５戦４勝、唯一負けた２走前もスプリントの特殊舞台で連は確保と、ほぼパーフェクトと言える成績。近２走より相手が強化された上に前走のような道悪の恩恵は受けられそうにないが、いまだ底を見せていない点はやはり大きな魅力だ。

ゴールドスーク…前走着外は不慣れな距離だったことに加え、いつもより間隔を詰めて使った点も結果的に響いた印象。切れる脚はないもののロスなく運べれば終いまでしぶとく脚を伸ばせる強みがあり、絶好の内枠を引けた上に調整過程も万全となれば重賞舞台でも侮れない。

イルティモーネ…３走前までは斤量を背負わされていた分ひと押しを欠いていたが、減量騎手を起用し56キロで出走した近２走ではいずれも上がり最速をマークし快勝。再度同斤量で走れる点は好材料で、今の好調度も加味すれば格上相手でも十分出番が望める。

ペリステライト…軽い馬場を好むだけに近走は道悪や時計が出やすい笠松馬場の恩恵があったようにも思うが、相手関係が中央勢や重賞メンバーだったことを踏まえれば馬場だけが好走の要因とは片付けられない。着実に力を付けていると見ればこの舞台でも軽視不可。