Odds Park 競馬

【結論】
　北斗盃、北海優駿を完勝したリンゾウチャネル。３走前にはＡ３下の古馬にも圧勝しているし、現３歳の中では抜けた存在。初対戦の馬は何頭かいるが、現状では同馬を脅かすまでの存在とはいえない。ここへ向けて万全の仕上げを見せているし、ホッカイドウ競馬史上５頭目の三冠馬誕生が濃厚だ。北海優駿で存在感を示したリンノレジェンドとシベリアンプラウドが相手だが、中間の稽古で抜群の動きを見せたダイキンボシ、紅一点だが、３歳戦では底が割れていないミスシェーンハイトも上位評価。

【詳細解説】
　リンゾウチャネルは北斗盃、北海優駿を優勝して二冠達成。いずれも２着に３馬身差をつける完勝だった。現３歳の中では実力ナンバー１。３走前には王冠賞と同じ距離でＡ３下の古馬を一蹴。今季４戦４勝と負けていないのも高く評価できる。今回も初対決の馬はいるが、ここでは地力が違う。史上５頭目の三冠馬へ一直線。

　リンノレジェンドは北海優駿で２着。リンゾウチャネルには力及ばなかったが、３着のシベリアンプラウドには２馬身差をつけた。北斗盃で重目だった馬体も絞れていたし、外回りの長い直線なら、この馬の末脚を存分に生かせるはず。二冠馬は強いが、大井で1800メートルを勝っているし、この距離なら差は詰まっていい。

　シベリアンプラウドは北斗盃、北海優駿ともに３着。今年デビューでまだ５戦のキャリアだが、３歳のトップクラスで上位を争っているのだから、相当な能力を秘めた馬だ。前走で古馬相手に1800メートル戦走って２着。王冠賞へ向けて準備は万全。一戦毎に上昇を辿っているし、今回も好勝負に持ち込むか。

　ダイキンボシは北海優駿で４着。前走はＣ１下で３着。外回りならスムーズに動けているし、ここに来て粘りも強化している。今回は1800メートル戦だが、２歳時に重賞のサンライズカップ(５着)で経験している。その時よりもパワーアップしている今なら前進が見込めるはず。引き続き上位圏内。

　ミスシェーンハイトの前走は各世代のトップ牝馬が集まった重賞。結果９着と掲示板には載れなかったが、強敵に揉まれた経験は今後に生かされるはず。北斗盃で４着、北海優駿で５着と二冠レースではいずれも入着しているし、３歳限定戦なら出番があっていい。