Odds Park 競馬

【結論】
　各世代のトップスプリンターが集結し今年はフルゲート14頭で行われる。門別1200メートルでは17戦14勝、２着２回とこの距離には絶対の自信を持つソルサリエンテの重賞初挑戦初制覇に期待したが、前走を重賞レベルの時計で勝利して短距離適性の高さを示したジョウラン、牝馬重賞で善戦し適距離で門別での初重賞勝ちを狙うアップトゥユーもＶ圏内。昨年の優勝馬カツゲキライデン、地元馬同士なら大崩れはないタイセイエクレール、逃げた時は相当な渋太さを発揮するフジノパンサーも注意。

【詳細解説】
　ソルサリエンテは全14勝を門別1200メートルでマークしている鬼的存在。前々走でダートグレード競走でＶ歴があるブルドッグボスとハナ差の接戦、前走は昨年のエトワール賞の覇者カツゲキライデンを破ってＡ１下特別を勝っている。重賞ホースと遜色のないだけの実力をつけている今なら、重賞初挑戦で重賞初制覇も十分。

　ジョウランは短距離路線に矛先を向けた前走で、いきなりＡ３下条件の1200メートル戦を１分11秒８の好時計で完勝。中央500万下条件で1200メートル戦を勝っているが、前走の内容は短距離適性の高さを証明するもの。今度は短距離の一線級が相手だが、同馬もそれに見劣らぬ潜在能力の持ち主。重賞でも注目。

　アップトゥユーはヒダカソウカップで３着、ノースクイーンカップで２着。あと一歩のところで重賞勝ちは逃したが、牝馬の中では間違いなくトップクラスの実力。今回は牡馬相手だが、適距離ならこの中に入っても互角以上に戦えるはず。デキも高いレベルで安定。門別重賞初制覇へ、チャンスは続く。

　カツゲキライデンは昨年のこのレースの覇者。今年の北海道スプリントカップでは地元最先着(６着)と善戦。８歳になっても力の衰えは感じられない。前走の勝ち馬はいるが、０秒２差なら逆転は可能だろう。

　タイセイエクレールは道営転入後に掲示板を外したのは北海道スプリントカップ(９着)の一度だけ。ソルサリエンテ、アップトゥユーとは差のない競馬をしているし、58キロでも食い下がりを警戒。

　フジノパンサーは今季緒戦でアップトゥユーに快勝。先手を取って自分の競馬に持ち込めれば渋太い。今回も同型は強いが、久々に内枠を引いた。３番枠ならスピード負けはしないはず。粘り込みに注意。