Odds Park 競馬

　２歳時に認定兼重賞のジュニアクラウンを勝っているキングレイジング。その後の戦歴からすると、ともすれば早熟と思われるかもしれないが、前走で５歳２勝目。前進は止めていない。今回は特別といっても1400ｍで走れる。それなら相手なり、いや、それ以上にやれていいはずだ。ペイシャスター、ディーエスノーブルは厄介な相手だが、何ともならないわけではないので。ブレヴェストはいつも圏内。カツゲキマドンナもまだまだ元気だ。

　キングレイジングは降級２走が案外も、Ｂ級１キロ増57キロの混合戦で今年２勝目を挙げた。相手なりにも走れるが、もうひと皮むけたいところだし、それも可能なはず。1400ｍなら。「引き続き好調モード。メンバーは強くなるが、再度走りのいい1400ｍだし、今後の見通しをつける意味でもいい競馬を」。

　ペイシャスターはまともなら力が違うと言わんばかりの逃げ切り。時計勝負も望むところだろう。特別でも２走前とは違うはず。「前走を見てもスピードは圧倒的だし、距離短縮も望むところ。同型はいるが、スタートさえ決めれば押し切れるとみています」。

　ディーエスノーブルは転厩２走目できっちり。今は決して差しやすい馬場とは言えぬが、それでも名古屋よりはか。特別でも馬場次第では。「前走を見ても決め手はなかなかのものを持っている。うまく脚をためられれば、格上げ戦でもそれなりの競馬はできると思うよ」。

　ブレヴェストは積極的に行った前２頭に直線勝負を挑んだが…。追ってからに課題。ただ、レースは下手ではない。距離もいいし。「前走は枠順の関係もあってタイトな競馬。４角まで外に出せず乗り遅れてしまった。立ち回りひとつで見直せるメンバーだろう」。

　カツゲキマドンナは自身の上積みと少し相手が緩和した前走はそのまま。転入後２勝目を挙げた。特別では苦戦続きだが、名古屋時はＡ－３で馬券になったことも。思い出せ！「前走は強い競馬だったが、展開に左右される面は相変わらず。強力な同型馬がいるし、この条件ですんなり行けるかどうかだね」。