Odds Park 競馬

　火曜日のメインレースはオープンクラスの1870ｍ戦。丁度一ヵ月後に六甲盃(2400ｍ)が控えているので良い前哨戦となりそう。本命はＪＲＡから転入後負けしらずのメイショウオオゼキ。昇級戦の前走も問題無い勝ち振り。斤量が増えても心配ない。相手候補は地元戦で巻き返すキクノソルとソロソロ復活の勝利が待たれるサウスウインドの２頭。他には暖かくなって状態が上向いてきたクイントゥープルや今回がＪＲＡから転入緒戦のエイシンミノアカがその後に続く。

　メイショウオオゼキはＪＲＡから転入後無傷の３連勝。前走は初めてのオープンクラスでの一戦だったが全く問題せず快勝。スタート後の二の脚が速くスッと番手に付けることができるし勝負所での反応も良い。この中間もいたって順調で最終追い切りでは活気のある動きを見せていた。今回は斤量が２キロ増えるが56キロなので問題は無さそう。相手は多少強くなるが、まだ底を見せていないだけに楽しみのほうが大きい。１ヵ月後の六甲盃に向けて弾みをつけたいところ。

　キクノソルの前走はダートグレードレースの佐賀記念で相手が強かったし、スタートで大きく出遅れてしまうなど参考外のレース。まだ重賞のタイトルには手が届いていないが、園田金盃３着、新春賞２着など実績面では上位。前走から間隔は詰まっているが、追い切りの動きは軽快で疲れは無さそう。気を抜くところがあるなど乗り難しい馬ではあるが、そこは主戦の田中学騎手なので問題ないだろう。スムーズな競馬ができれば勝ち負け。

　サウスウインドは重賞を５賞している馬で実績面では最上位。近走は掲示板が精一杯の案外な競馬が続いている。ただ、叩き良化型タイプの馬で近走はいつもの渋太い競馬が戻りつつある。先々の重賞戦線に向けてソロソロ復活の勝利がありそうな予感。

　クイントゥープルはまだオープンクラスでは勝利は無いが、兵庫サマークイーン賞４着、姫山菊花賞３着など時折善戦している。この中間の追い切りは活気のある動きを披露しており、状態は良い。先行有利の馬場を味方に付けれれば最後まで渋太い粘り込みを発揮できそう。

　エイシンミノアカは今回がＪＲＡから転入緒戦。芝、ダート、距離の長短問わず堅実に走ってくる印象があり、持っている能力は高い。前走の盛岡での交流戦で快勝しており、地方の深いダートは問題ない。あとは小回りの園田コースがうまく対応できれば、緒戦からいきなり勝ち負けになってもおかしくない。