Odds Park 競馬

　勝ち組の特別らしくよりどりみどりの一戦になった。それならば妙味のあるところから。ダイナマイトガイなんかはどうだろう。２開催あいたが、いいリフレッシュになった様子だし、楽勝の２戦はもちろん、ここ２走の相手なりの競馬も悪くない内容である。コパノジャクソン、ヴィレッジダンサーといったこの条件の勝ち馬がいても、力をつけたクモノカヨイジ、勝負強さのあるダノングランツはいても、期待してみた次第。

　ダイナマイトガイはＣ－１特別も２度目で勝ち上がり、Ｂ－２もあっさりクリア。Ｂ－１特別でもと思いたくなる。仕上がりも悪くなさそうだ。「疲労感があったので厩舎でじっくりと調整。前走時に劣らないぐらいの仕上げができたと思う。1400ｍならここでもそこそこやれないか」。

　コパノジャクソンはまたまた番手から抜け出し、あらためて休み前がフロックでないことを印象づけた。上積みも加味すれば当然、有力。「鉄砲の利くタイプとはいえ、復帰戦が完ぺきなレース内容だった。使ったことでスイッチが入ってきたしもうひと押し期待したいね」。

　ヴィレッジダンサーは前回在籍時16年暮れに1800ｍだがこのＢ－１特別を勝っており、前走も驚くことはない。時計更新で距離にも自信!?　「転出前すでに結果を出している条件。格上げ戦といっても前走だけ走れば遜色ないのでは。集中力を高めるためブリンカーを試してみます」。

　クモノカヨイジは当初は勝てぬレースが続いたが、勝利の味を覚えてからは（５３２０）。相手なりはもちろん流れひとつで差し切りまで。「２走前は掛かってしまったが、折り合えば切れ味はかなり。手替わりになるが、前走の脚が使えればそう見劣りしないはずだよ」。

　ダノングランツは３走前のレースぶりからするとここでどうかという感じだが、Ｃ－１特別を連勝したことのある馬だ。軽視は禁物だろう。「体調そのものはいいと思う。メンバーはそろったが、立ち回りのうまさで何とかならないかな。鞍上がうまく導いてくれるだろう」。