Odds Park 競馬

　７頭でよくもまあこれだけ変わり身期待の面々がそろったものだ。まともな部類はアタックガール、コウエイサムライあたりになるが、前者は何気に1600ｍ以上で走れていないし、後者は詰め切れないレースぶりから好調とまではいえない。オーゴンワンダーは行き切ればという面を残すが、内に強力同型がいる。ここはその逃げ候補筆頭・テイエムアニマンテを一変期待の一番手に推す。単騎ですんなりなら強い勝ち方。鞍上に主戦の岡部騎手が戻ってきたのも心強い。

　テイエムアニマンテは先行争いでかなり激しい火花を散らした結果。自分のリズムなら強い馬だ。立て直した効果と主戦復帰で変身期待。「暑さがこたえていたから息を入れていた。跳びにはいくらか柔らかみが出てきた感じだが、まだ夏負けから回復途上の段階。今回に関しては何ともいえないよ」。

　アタックガールは気性的に短い方がとみる向きもあるが、中央時の１勝は1700ｍ。こなせぬことはないはずだ。マクりでも、正攻法でも。「体調は平行線ですね。尾っぽを振ったり気難しい面を出していますしあまり強調はできません」。

　オーゴンワンダーは競り合いを避け控えたが、馬ごみの中の競馬ではあんなものか。逃げ、もしくは外め２番手ならいま少しやれても。「カイバ食いが良くない傾向があるが、一次戦の疲れはなく普段通りに食べているし、安定した状態だね。前々で自分の競馬ができれば、もう少し動ける可能性があるね」。