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2018年7月16日   名港盃(SP2) (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   貫禄を示す カツゲキキトキト
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

nagoya03.jpg 地方馬同士ならカツゲキキトキトが一枚も二枚も上。この日程で出てくるからにはだろう。次位は東海桜花賞でキトキトに続いたポルタディソーニ、3歳の秋の鞍でキトキトの2着があるエイシンニシパ。ちなみに⑨と③は今年2月の梅見月杯で対戦しており、前者がクビだけ先着している。その次にもう一頭の兵庫馬ノブタイザンブランニューアセイラントの激走があればだが、状態は芳しくない。

 カツゲキキトキトは大賞典3、5着はともかく、東海ダービー勝ちと東海菊花賞連覇から名古屋1900mは一番安心して見ていられる条件。「遠征して中20日ぐらいの間隔だから、追い切りは単走でサッと流した程度。それでも順調にきたし、問題ない仕上がりにある。地方馬同士なら負けられない気持ちで臨むよ」。

 ポルタディソーニは中央の1勝は1200mだが、地方の小回りでは距離不問の活躍。レース巧者で勝負強さも兼ね備え、それもうなずける。「ここが目標で息を入れたのは予定通り。間隔があいても問題のないタイプだし、この馬なりに動けると思う。あとは展開で、内めをうまく追走できた場合にそこそこかな」。

 エイシンニシパは昨年の覇者。岐阜金賞勝ちに秋の鞍、梅見月杯2着で当地区ではおなじみ。キトキトが出ると分かっていてもやってきた。「前走後も順調そのもの。最終追い切りもしっかり動いていい仕上がりだよ。ベストは発馬を決めて好位からだが、たとえ中団からになっても脚は使えるからね。名古屋は行き慣れているし暑さにも対応できているので、輸送は心配していない。昨年同様に好結果を期待したいところ」。

 ノブタイザンはA2で走ったり走らなかったりだったが、六甲盃を制し兵庫ダービー勝ちがフロックでないこと証明した。名古屋でどうだ? 「過去に長距離輸送でへばったので久々の輸送が鍵だが、追い切りは単走でしっかり動いたし、馬自身は充実している。展開に注文のつくタイプだけど、馬群がバラけて内めをさばけるようなら」。

 ブランニューは勝ち切れないまでも崩れなかった馬が、前走のメンバーで掲示板を外した。出来が? ただ、それでもこの厩舎が攻め馬を消化して出走に踏み切るのなら。「前走が負け過ぎだったし、夏負けっぽいねえ。相手関係もあるし、多くは期待できない」。

 アセイラントは行けなくても勝つあたり、一介のスピード馬でないことをあらためて認識させられた。ここは何なら行けそうだ。が、今回はこれまでのような仕上げ過程ではない。センスでどこまで。「疲れが出たので間隔をあけて再調整していました。まだ良化途上の段階で、今回に関しては地力が頼りになりそうです」。

おすすめ買い目

馬単 4→9 4→3 4→7 4→8 4→12

 

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