Odds Park 競馬

　水曜日のメインレースは準オープンクラスの一戦。なかなか上位は混戦で難解なレース。本命はトウケイアロー。勝ち味が遅い点は否めないが、時計的には安定感があるし、メンバー的にもここはチャンス。相手候補は前走このクラスを快勝したルイカズマと終いは確実に伸びてくるウインゴスペルの２頭。他には切れ味鋭い末脚を持つヨウチエンコースやハマれば怖いエイシンファイヤー、堅実さのあるワンダーヴァローレがその後に続く。

　トウケイアローはここ２走は勝ち馬から０秒３差と接戦を演じている。なかなか勝ち切れない競馬が続いているが、時計は安定している。この中間の気配も上々で追い切りの動きも軽快だった。５走前には２着の経験があり、もっと前には勝ち経験もあるほどなので力はこのクラスで上位に入る。うまく流れに乗れれば勝ち切れそう。

　ルイカズマの前走は好位追走から内をうまく抜け出し快勝だった。今回は勝って同条件なので斤量が１キロ増えるが、500キロを超える馬格がある馬なのでそこまで影響は無いだろう。今回は内枠に入ったが、前走の様にうまく潜り込んで脚を溜めることができれば連勝は十分に可能だ。

　ウインゴスペルは休み明け後まだ勝ち星は無いが、上位争いを演じている。この中間の攻め気配は良好で最終追い切りでは最後まで活気のある動きを披露していた。外めの枠に入ったこともこの馬にとってプラス材料。終いは確実に伸びてくるのでうまく展開が向けば一気に突き抜けても良いだろう。

　ヨウチエンコースは切れ味鋭い末脚を持っている馬。転入緒戦と２戦目はエンジンが掛かると他馬が止まって見えるくらいの鋭い脚で伸びて２連勝。このクラスに昇級後は４、11着と今までの末脚を発揮できていない状況ではあるが、まだ見限れないし、少し人気を落としそうなここが狙い目だろう。

　エイシンファイヤーの前走は道中、追走に苦労していた感じだったが、直線で外に持ち出すと鋭い脚を繰り出し勝ち馬に０秒２差まで迫っていた。ムラが多くなかなか掴みどころが無い感じではあるが、このクラスで２勝しているほどの馬なので能力的に侮れない存在。

　ワンダーヴァローレは今回がＪＲＡから転入４戦目。本命を打ったトウケイアロー同様、勝ち味が遅い印象があるが、安定感は十分。転入緒戦から1700ｍ、1400ｍ、1230ｍと全て違う距離を使われてきたが、内容的には1400ｍ戦の方が良さそう。中間気配も安定しているのでスンナリ好位付けの競馬ができれば大崩れは無さそう。