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再転入初戦は伏兵馬の決め手に屈して②着だったエイシンビリケン。だが、後続を４馬身離すなど内容的には上々だった。今回はひと叩きした上積みも見込るし、再度好勝負。エイシンミコノスの前走は４カ月の休み明け、それでもいきなり②着。今回は距離対応がカギになってくるが、こちらも叩いた上積みが見込めて。マダムアルディは中間にひと息入ったことと、背55キロ克服がポイント。あとは展開が向きそうなミラクルナイトとセカンドインパクト。ヒミノオオタカは過去の実績や叩いて着実に良化していることを考慮して一考。

エイシンビリケン…昨年12月の終わりから今年の６月まで一旦兵庫に在籍、５連勝を果たしたこともあった。移籍直前のＢ１戦で⑦着となり初めて兵庫で連対を外したが、当時は不良馬場を気にしてレースに集中できなかったのが原因。道営で力を付けて迎えた再転入初戦の前走はキッチリ巻き返してきたし、楽にハナを奪って３～４角で一気に後続を突き放しにかかる積極的な競馬で、負けて強しと言える内容だった。中間の調整も至って順調で、ここも好勝負必至だろう。

エイシンミコノス…兵庫ではこれまで14回走っているが、③着を外したのは休養前のＡ２戦ただ一度のみ。前走は降級戦で②着とはいえ４カ月の休み明けだったし、勝ち馬は戦前から抜けた人気になるくらい強い馬。その馬に早めにプレッシャーを与えられてのものだから上出来。久々の1400ｍ戦がカギとはいえ、距離連対率100％なので戸惑いさえなければアッサリこなせるはずだし、今回は叩き２走目に加えて前回のような圧倒的主役もいない。十分勝機あり。

マダムアルディ…３歳時は不安定な内容が多かったが、４歳に入った途端安定、今年の成績は(8.3.1.1)。２走前は発馬で躓いて後ろからの競馬になりながらでも②着に追い込んできたし、着実に力を付けてきている。実績面から勝利への絶対条件はハナか２番手だが、今なら控える競馬になってもソツなく対応できるだろう。あとは現級での斤量55キロ克服がカギ。

ミラクルナイト…弟に重賞３勝、今月７日の園田金盃では③着に粘り込んだマイタイザンがいる血統。その弟は逃げを得意としているが、兄は対照的に終いに賭けるタイプ。Ｂ１昇級後は④③④⑤着とあと一歩が足りないが、決して崩れてはいないし、秋～今の時季にかけて良績を残している点も好材料。今回は有力馬に先行タイプが揃っており、展開も向きそう。ソロソロ一発があっても。

セカンドインパクト…２歳時に園田プリンセスカップと兵庫若駒賞で③着。３歳になって古馬混合戦となってからは現級に編入されたが、そこでも②着と③着が一度ずつある。いまだ未勝利だが、連下は十分圏内だし、軽視禁物の存在。

ヒミノオオタカ…前走、スッと２番手に取り付いた割りに踏ん張れなかったとはいえ、③着馬とは０秒２差。'15年に兵庫へ移籍後、今年の７月までＡ１～Ａ２クラスに在籍。そこで何度も善戦していたし、地力は秘めている馬。中間には追い切りを消化しているし、叩き３走目でもあるだけに前回以上に粘りが増してきそうだ。