Odds Park 競馬

　水曜日のメインレースは上位が拮抗していてなかなか難解なメンバー構成。そのなか、本命はナイキフェイム。久々で転入緒戦の前走は渋太く粘っていたし、一度使った上積みが見込める。先行有利な今の馬場も有利に働きそう。相手候補は一度叩いて雰囲気が良くなってきたアグネスハビットと今回が転入初戦のブルローネの２頭。他には前走シッカリとした伸びで勝ち馬と肉薄したバトルランチャや1400ｍに戻して前進を狙うグロシュラライトがその後に続く。

ナイキフェイムは前走、向正面から手が動いていたが最後まで渋太く粘って４着。その時が南関東から転入初戦で昨年末以来久々の競馬だったことを考えると最後まで良く踏ん張っていたといえる。一度叩いた上積みで追い切りの動きに素軽さが出て雰囲気も良くなってきている。南関東で６勝をあげているほどの馬なので力も上位。先週から先行有利な馬場なのでそういった点もこの馬にとって有利な材料。前走よりも最後まで渋太い粘りを発揮できるだろう。

アグネスハビットの前走は約７ヶ月振りの競馬。久々の分、息が保たなかった印象のレース内容だった。休み前は上のクラスで上位争いを演じていた馬で能力的にはメンバートップといっても良い。その時の状態にどこまで戻っているかが最大のポイントになるが、調教気配から叩いた上積みが見込め徐々に良い頃に戻っている印象。前進は必至なので上手く流れに乗れば勝ち切る場面まで十分にあるだろう。

ブルローネは今回がＪＲＡから転入初戦。デビューから芝のレースばかり使われており今回が初めてのダート戦。ＪＲＡ在籍時の印象としては体型的に芝のほうが良さそうだが、踏み込みが深く力強い歩様をしていたのでダートでも十分こなせそう。最終追い切りでは併せ馬で遅れた模様だが、時計は上々で走れる態勢にありそう。先行力もあるのでスンナリと先行できればアッサリ勝つ可能性もあるだろう。

バトルランチャは前走、最後までシッカリとした伸び脚で勝ち馬にクビ差まで迫った。後方から進める馬なので展開に左右されやすいし、今の先行有利な馬場がどうかという懸念はあるが、他の騎手がそれを意識して早めから動くような展開になれば一気に追い込んで来れるだろう。前走の様にうちでジッと我慢する展開が理想なので上手く内に潜り込めれば上位争いまで加わってきそう。

グロシュラライトは前走、この馬にとって理想的な展開だったが勝ち馬が早めから並びかけてきて直線で失速してしまった。今回は３走振りに1400ｍ戦だが、この距離では番手からでも崩れることなく走れるので寧ろこの距離の方が合っていそう。番手あたりでスムーズな競馬ができれば善戦以上まで可能だ。