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2017年2月28日 第42回スプリングカップ(SP1) (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第10レース 血が騒ぐ クインザドリーム
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
今年の3歳重賞戦線は主役不在の大混戦。兵庫馬の参戦が難解さに拍車をかける。無難な選択になるが、ここは地元クインザドリームから入ってみたい。転入後、毎回しっかり力を出せている感じが実にいいし、一連の出来も保てている。母は05年のこのレースの覇者というのがまた何ともいいので。底を見せぬセレニティフレア、外枠に入ったグレイトデピュティ、見限れないフリーゴーイングにも注目。穴っぽいのはヤコウレッシャ、サザンオールスターの内枠2頭。
クインザドリームは慌てず騒がずの落ち着いたレース運びできっちり末脚を伸ばしてくる。牡馬が交じってもヒケ目はない。「初の1800mだったことを思えば地元勢で最先着なら及第点。今回は1600mになるし、ちょうど合っている気がする。体調も安定しているし、遠征馬との力関係かな」。
セレニティフレアはハマッたとはいえ前走の末脚は鮮やか。抜け出してからも余裕があった。名古屋の馬場でどうかだが、底を見せていないのはやはり魅力だ。「立ち遅れた前走は最後方からだったが、まさかあれだけの脚を使ってくれるとは。中間もいい形でここまできている。まだ底を見せていないし、期待は大きいよ」。
グレイトデピュティは12頭の大外枠だが、最内よりは絶対いい。初コース、初輸送、相手関係は気になるものの、通用していい素質の持ち主のはずだ。「ここを目標にしてきただけあって仕上がりはいいが、いまだ馬ごみに課題を残していることも確か。ダービーまで何としてもこの点を克服しなければ...。外枠が理想だね」。
フリーゴーイングは相手がそろうと...という面を見せた感はあるが、スムーズならというところはまだ残しているはず。見限りは禁物。「前走は位置取りを考えれば悪くない内容の3着だったと思う。追い切りが良かったように状態はいい。流れ次第でそこそこだろう」。
ヤコウレッシャは道営時にはクインザドリームに先着歴があるし、水沢初戦では認定勝ち。前走の好位抜け出しには好感が持てる。気分よくなら重賞でも!? 「トモにもう少し力が備わればいいが、現状も好調には違いない。位置取りにはこだわらず、気分よく運ぶことを心掛けたい」。
サザンオールスターは最後の認定を逃げ切り勝ち。1着という観点では逃げがいいが、控えても格好はつける。レース巧者ぶりを発揮して。「前走は発馬ひと息で位置取りが悪くなってしまった。状態は変わりないからスムーズに運べればだろう」。
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