Odds Park 競馬

　４カ月ぶりの３走前では前が開いていればという４着だったディアデム。その後の特別２走が思ったほどではないが、前走は強敵相手に積極的な競馬ができたように、出来は悪くなさそうだ。今回は内でじっと我慢し、一発を狙う。常識的には本格化スズカノーチラス、時計上位カナナの勝ち負けにアーリーズベルがどこまでという図式。押さえにオースティン、トキノクリスタル。

　ディアデムは止まりはしたが、強敵相手に２番手から競馬ができたことをよしとしたい。この顔ぶれならまた違った結果を求められるはず。「前走はスタートから出して行った結果。着順はともかく、気持ちが前向きになってきたことは確かだね。好枠を生かして頑張りたい」。

　スズカノーチラスはスタートはふわっとだが、そんなこと問題にしない勝ちっぷり。この４連勝が本来の姿か。１組、笠松も問題ないのでは。「当初は地元と考えていましたが、元気もいいので出張してみることにしました。初馬場がどうかは分かりませんが、メンバー的には互角以上なので、期待感を持っています」。

　カナナは昨年の夏から東海公営と金沢を行ったり来たりだが、今回の在籍が一番いい成績を残している。時計もここなら最上位だ。「時計の比較だけならここでも優位感。具合はいいのであとは鞍上に任せるだけ。この条件でもいい競馬はしてくれるんじゃないかな」。

　アーリーズベルは名古屋では３歳最下級３、４着だったが、金沢、南関東を経て成長がうかがえる。２走前は追走に苦しんだが、特別２走目で前進だ。「現状維持といったところだが、時計が更新できたのは何より。２走前は後手後手の競馬だったが、流れに乗って競馬ができれば」。

　オースティンは勝負どころでの反応はひと息も、盛り返しての差し切り。ここでも楽しめそうな勝ちっぷりだった。そこそこ時計を要せば。「出張戦でもまとめたし、この時季は走りがいいね。手薄な地元ならと期待していたが、まさか前走の勝ち馬が出てくるとは。掲示板だろう」。

　トキノクリスタルは前走は名古屋戦。出張を除けばこのところは安定した成績を残している。特別でも地元なら可能性ありか。「砂をかぶった前走は競馬をしていないし、一連の出来にはあるよ。メンバーはそろったが、地元ならまた違った走りができると思う」。