Odds Park 競馬

今回の本命はエーシンクリアー。前走の名古屋競馬で行われた名港盃は２着だったが、鞍上の田中Ｊ曰く「返し馬からノメっていたし、レースでも終始ハミを取ろうとしなかった」とのこと。振り返れば前走を含め５戦未勝利と、名古屋競馬場ではどこか集中力を欠くところがあるように感じる。その点、今回は走り慣れた園田馬場、２走前の兵庫大賞典では２着を９馬身ちぎる圧勝劇を演じており、能力発揮となれば間違いなく断然の存在だ。サンライズブレットは園田転入後からまだ勝利は無いが、３走前にハミを換えてから内容もそれなりに安定している。淀みない展開が予想される今回だけに、同馬の末脚が存分に発揮されそうな予感。さらには、同競走連覇を目論むダイナミックグロウ、近走充実振りが目を惹くエイシンホクトセイ、園田転入後４戦４勝のエイシンイースト。攻め馬を強化してきたタガノプリンスの変わり身にも要注意。

エーシンクリアー...主戦の田中Ｊはケガの影響で今回本番は騎乗しないが、最終追い切りには騎乗していた。｢出そうと思えばいくらでも出るようになってきているので今回は敢えて控えめにしたが、それでも良い時計になったからね。自信を持って送り出せるね｣と本人談。本番で騎乗する大山Ｊは今年１月の新春賞で斤量５８キロを背負いながらも小差の２着と好リードを見せており、代役としては十分すぎるほど。即行の巻き返しに期待だ。

サンライズブレット...前走は少しパフォーマンスを下げる結果となったが、当時は遅い展開を読んで、スタンド前から早めに押し上げて行く競馬をしており、それが末脚に影響していたように感じた。園田では未勝利だが、ＪＲＡではＯＰクラスで好走していたほどの実力馬。その実績から考えても斤量５４キロは恵まれた印象だ。

ダイナミックグロウ...前走が約１年振りの勝利だったが、振り返れば昨年も同じように摂津盃前に久々の勝利を挙げていた。最近は追い切りでも楽々と好時計をマークできるようになってきており、昨年と同じく夏場になって調子を上げてきたように感じる。前人未踏の高齢馬重賞連覇の偉業に臨む。

エイシンホクトセイ...近走で崩れたのは距離が合わなかった２走前のみで、それ以外では堅実な走りを見せている。最近は追い切りでも好時計を記録できるようになってきており、以前のようなズブとさも解消されたように感じる。重賞戦でも今の気配なら侮れない。

エイシンイースト...前走で４連勝となった訳だが、鞍上の永島Ｊは｢終始トモが流れていた。良馬場ならもっと走りそう｣と談。抜け出しのタイミングで耳を絞るイヤらしい面はあるが、当日良馬場なら引き続き圏内突入も。

タガノプリンス...前走は人気を裏切る結果だったが、当時は最終追い切りも馬なり程度で調整自体が軽かった。その点、今回は最終追い切りもビッシリと追われ闘魂注入。まだ軽視は禁物だ。