おすすめ注目レース

2016年8月11日   ブリーダーズゴールドC (門別競馬)  

門別競馬   第11レース   ビービーバーレルが北のダート女王へ
対馬 大樹

【JRA所属馬の評価】
 アムールブリエは昨年57キロでこのレースを優勝。今年も57キロなら不安はない。前々走は休み明けで重目残りが敗因だったし、前走の帝王賞は牡馬の一線級が相手で条件が厳しかった。今回は牝馬限定で前走に比べるとメンバーも楽。昨年と同じローテーションで調整してきたここは、当然、首位争いへ。

 タイニーダンサーは昨年この門別でデビューして、エーデルワイス賞と北海道2歳優駿の交流重賞を優勝。NARグランプリ2015最優秀2歳牝馬に輝いた。今年はJRA所属としての挑戦だが、関東オークスでの勝利を見ても更にパワーアップしているのかわかる。前走で古馬相手にもやれるメドが立ったし、走り慣れた門別の地で、今度は北のダート女王を目指す。

 ティンバレスはまだ準オープンの身だが、3走前のエンブレス杯で優勝したアムールブリエと0秒3差の競馬だった。休み明けのここ2戦は本来の動きではないが、立ち直れば、牝馬重賞なら上位を狙える力量馬。このメンバー相手なら一角崩しも可能。

 ノットフォーマルは一昨年エーデルワイス賞(12着)以来のダート戦になるが、この血統背景ならダートが駄目ということはないはず。芝とはいえ、重賞勝ちの実績もあるし、牝馬同士なら侮れない。

 ビービーバーレルは初ダートの前走でオープン、それも牡馬相手に2着。50キロの斤量だったとはいえ、ダート適性がなければあんな競馬はできない。この中間の稽古では重心の低いフォームで迫力満点の動きを披露。デキは前走以上だし、ダート2度目なら更に前進が見込めるはず。鞍上も魅力だし、一発注意。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】
 ジュエルクイーンは今年のヒダカソウCの優勝馬で、先日行われたノースクイーンCでも2着。着実に成長を見せている4歳馬で地元期待の一頭。JRA勢の層は厚いが、充実一途の今なら上位進出も可能。

 クライリングは今季3戦して入着こそないが、着実に動きは良くなっている。メンバーは強いが、これまでの実績を見れば、牝馬戦なら見せ場はあっていい。

 ステファニーランはヒダカソウC、ノースクイーンCで連続入着しているが、このメンバーに入ると力不足は否めない。恵まれても入着が一杯。

 ドリームダークアイは今年古巣に戻ってきたが、5戦して4着が最高の成績。牝馬戦でも交流重賞の今回は苦戦ムード。

 バカニシナイデヨは門別2000メートルで連対実績があるが、自己条件でのもの。地元重賞でも苦戦しているし、交流重賞では評価控え目。

【解説者の予想】
 牝馬戦に条件が変更されて今年で3年目を迎えるが、過去2年はJRA勢が上位を独占。今年の顔ぶれを見ても、JRA勢の優勢は変わらないだろう。ビービーバーレルは初ダートの前走、牡馬相手の古馬オープンで2着。斤量50キロで恵まれたところも確かにあったが、ダート適性の高さを示す走りだった。交流重賞なら勝ち負けの力はあるし、鞍上も門別コースを熟知している武豊騎手。魅力一杯の同馬が今年の北のダート女王に輝く。相手は昨年の地方2歳牝馬女王のタイニーダンサー。今回はJRA所属としての参戦だが、走り慣れた門別の地で、ホッカイドウ競馬在籍時に主戦だった桑村騎手が騎乗。エーデルワイス賞、北海道2歳優駿、関東オークスに続き、4度目のダートグレード競走制覇も十分。アムールブリエは昨年のこのレースの覇者。前々走、前走の敗因はハッキリしており不安はない。57キロも昨年経験。印は3番手評価でも、昨年に続き連覇の可能性は十分。3走前の内容が光るティンバレス、ダートに替わってノットフォーマルの変わり身にも警戒が必要。

おすすめ買い目

馬単 4→5 5→4 4→10 10→4 4→8 4→7

 

※楽天銀行・すぐかえーる・住信SBIネット銀行会員の方はご投票いただけませんので、ご注意願います。

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬