Odds Park 競馬

混戦模様の一戦だが、ここはベルサリエーレを今一度見直してみたい。転入初戦の前走は１番人気を裏切り６着に沈んだが、同馬の追い切りを担当している川原Ｊがレース後に「当初出走予定ではなかったから中間も軽めにしか乗っていなかったんだよね」とポツリ。確かに当時の中間追い切りは馬なり２本のみ、時計自体も強調できるほどのモノではなかった。その点、今回追い切りは３本消化し好時計もマーク。そして鞍上もその川原Ｊへスイッチ。巻き返しに期待してみたい。ニホンカイセーラは、前走の園田ＦＣスプリントは５着だったが、３コーナー手前では致命的な不利を受けていた。今回は得意の１４００ｍ戦に戻るだけに見直しが必要。他では、前走窮屈な競馬で不発となってしまったエーシンザヘッド、前走の転入初戦で２着タガノザイオン。エーシングリズリーやワールンガの粘り込みも要注意。

ベルサリエーレ...今回は前回よりも乗り込み本数を増やしているが、時計自体にも変化が出ている。前回の最終追い切りが馬なりで５２秒８－２５秒８(重)に対し、今回の最終追い切りは同じ馬なりでも４９秒４－２５秒１(稍重)と大きく時計を短縮。ＪＲＡ５勝の実績はメンバー随一。力発揮となれば十分押し切れるはずだ。

ニホンカイセーラ...前走は３コーナー手前で外から切り込まれてしまい、一気に位置取りを下げてしまう形に。そんな大きな不利を受けながらも直線しぶとく盛り返して５着。引っ掛かりやすい気性だけに、電撃戦からの距離延長でいつも以上に折り合いが難しくなりそうだが、得意の１４００ｍ戦なら見直しは必要だろう。

エーシンザヘッド...前走は５着だが、道中は馬群内でなかなか進路が見出せず、中盤から何度もブレーキが掛かってしまう形になっていた。今回の１４００ｍは、２走前に重賞勝ち馬をあと一歩まで追い詰めた舞台。まだ見限ることはできない。

タガノザイオン...兵庫転入初戦の前走は２着。勝負どころで先行勢が垂れかけていたため進路取りに一瞬躊躇する場面もあったが、久々のダート戦だったことを思えば上々の結果。馬場２走目で更なる前進が期待できそうだ。

エーシングリズリー...最近は発馬からの行き脚がもうひとつだが、前走の８２０ｍ戦でテンからかなり気合を付けられたことで今回は行き振りも良くなってきそう。得意のしぶとさ比べに持ち込めれば上位進出も十分。

ワールンガ...転入初戦の前走は太め残りが影響して早々と失速していたが、発馬からのダッシュ力は相当速かった。今回は攻め馬も強化、レース間隔を詰めて使う点でも馬体減が見込めそう。粘り込み注意だ。