Odds Park 競馬

　木曜日のメインレースは準オープンクラスの一戦。注目は前走金沢のＭＲＯ金賞を圧勝したエイシンニシパ。Ａ２クラスで出走できることはこの馬にとって有利。このクラスのなかでもメンバーは多少手薄という点も良い条件。先々を考えてもここでは負けられないだろう。相手候補は叩き２走目で上積みが見込めるタガノコルコバードとここなら先手を奪えそうなシューニャの２頭。他には安定した成績を残しているレッドダニエルや攻め気配の良いワキノコクリュウがその後に続く。

エイシンニシパは今年の３歳３冠路線にすべて出走し、菊水賞が３着、兵庫チャンピオンシップが６着、兵庫ダービーが２着と３歳馬トップクラスのレースを続けていた。前々走の兵庫ダービーは逃げた一番人気のマイタイザンを徹底的にマーク。速いペースで先行馬が厳しい流れで最後はノブタイザンの強襲にあったが、ゴールまで大接戦の２着と好内容のレースだった。前走の金沢で行われたＭＲＯ金賞では向正面から動くと３コーナー過ぎには早々先頭。直線では後続馬を突き放し６馬身差の圧勝。今回は初めての古馬との対戦になるが、Ａ２クラスで出走できるということはかなり有利に働くだろう。他の３歳トップクラスの馬が古馬混合戦で好成績を残していることもこの馬にとって励みになる材料。先々は兵庫のトップクラスで重賞戦線を賑わす馬なのでここでは負けられないだろう。

タガノコルコバードは今回がＪＲＡから転入２戦目。前走は移籍緒戦でまだ手探り状態だったことと約３ヶ月振りの競馬だったこともあり大きく負けてしまった。しかし、ひと叩きしたことで調教の雰囲気は前走時よりも良くなってきた。最終追い切りも軽快で上積みが見込めるデキ。前走の1400ｍ戦も少し忙しかった印象なので今回の距離延長もプラス材料だろう。前走から一変してもおかしくない。

シューニャは４走前にこの条件を勝っている馬。その後オープンクラスでは厳しい内容の走りだった。降級戦だった前走は好位でレースを進めていたが、３コーナーからの勝負所で前が詰まり、馬群を捌くのを少し手間取ってしまったことが最後まで響いてしまった感じの競馬だった。今回は９頭立てと少頭数になったことはこの馬にとって良い材料。メンバー的にスンナリと先行できそうなので前走から巻き返しが可能だ。

レッドダニエルはこのクラスに昇級しても常に掲示板に載っているほど堅実に走っている馬。兵庫に転入後まだ勝利がない状態であり、なかなか勝ち切れないが相手なりに走ることができるので今回のメンバーでも大きく崩れることはないだろう。

ワキノコクリュウはこのクラスで好勝負をしているほどの馬で力は上位。この時期はあまり良くないが、調教の動きを見る限りまだ問題はなさそう。この距離も４走前に走って３着なので距離延長も心配は無い。スムーズに運べれば上位争いまで来てもおかしくない。