おすすめ注目レース

2016年7月18日   マーキュリーカップ(Jpn3) (盛岡競馬)  

盛岡競馬   第9レース   混戦を断つ!マイネルバイカ
全国公営競馬専門紙協会 エイカン

morioka03.jpg

【中央所属馬の評価】
 ソリタリーキングは過去このレースに3度出走。2013年は57キロを背負い、2番手追走から4角先頭。シビルウォー以下に快勝だった。2014年は58キロを背負って5着までだったが、レコード駆けしたナイスミーチューから0秒7差。そんなに悪い内容ではなかった。同じく58キロの昨年は勝ったユーロビートに6馬身離された2着だったが、他馬とは3~4キロのハンデがあり、底力で連対を死守したとの印象。このレースへの適性の高さははっきりしており、12月の名古屋グランプリ(Jpn2)以来となる今回は仕上がりが鍵になりそうだ。

 グランドシチーは過去このレースに2度出走。2012年はレコード駆けしたシビルウォーには4馬身差をつけられたが、3着のフリソには8馬身差という威張れる2着。マーチS(G3)で重賞初制覇を記録した直後の2013年はソリタリーキングの3着。シビルウォー、エーシンモアオバー、ランフォルセとの熾烈な2着争いで鋭い決め脚を発揮した。3年ぶりとなる今回は3月のマーチS(G3)を左寛跛行による出走取消明け。こちらも仕上がり次第か?

 マイネルバイカはオープンで3勝。その内訳は東京2100mのブラジルC、金沢2100mの白山大賞典(Jpn3)、阪神2000mのベテルギウスS、と2000m前後の距離に自信のタイプ。年が明けてからは川崎記念(Jpn1)4着、ダイオライト記念(Jpn2)5着など結果が出ていないが、これは相手がワンランク上がったゆえと考えられる。

 ストロングサウザーは今年2月の佐賀記念(Jpn3)を制して重賞勝ち馬の仲間入り。2000mを舞台に中団から力強く差し切り、今回の登録メンバーではマイネルバイカ(4着)、マイネルバウンス(5着)を降している。その後、ダイオライト記念(Jpn2)6着、平安S(G3)9着ともうひとつだが、これは決め脚勝負のこの馬には流れが向かなかったとも言える。

 マイネルバウンスは1月の招福S(中山ダ1800m)を勝ってオープン入り。その後、オープンでは5・4・12・6・6着とまだ結果が出ていないが、前走の大沼S(函館ダ1700m)などはスタートで後手を踏みながら、マズマズの差し脚を繰り出しており、デキは悪くなさそう。地方遠征は2月の佐賀記念(Jpn3)に続く2度目。前進を期待していい局面。

【地方所属馬の評価】
 大井のユーロビートは昨年、2着馬・ソリタリーキングに6馬身差をつけて圧勝したディフェンディングチャンピオン。超スローペースの流れとなり、後方から向正面で一気にマクリ上げた。昨年は大井記念2着→帝王賞(Jpn1)4着の臨戦過程だったが、大井記念3着→帝王賞(Jpn1)5着と今年もほぼ同様。3月のダイオライト記念(Jpn2)3着と前走の帝王賞(Jpn1)5着はともに中央勢の一角を崩しており、昨年とヒケをとらないデキで臨みそうだ。

 大井のケイアイレオーネは直前の大井記念(大井2000m)を4馬身差の快勝。今回ライバルとなるクラージュドールが2着、ユーロビートが3着と直接対決で叩いた格好。もともと中央在籍時にはジャパンダートダービー(Jpn1)3着、シリウスS(G3)優勝の実力馬。ダートグレード競走では東京大賞典(G1)9着、川崎記念(Jpn1)6着と苦戦が続いていたが、ここにきてようやく本領を発揮してきた。

 船橋のクラージュドールは中央オープンから年が明けて移籍。緒戦の報知グランプリCこそ8着と凡退だったが、2戦目のダイオライト記念(Jpn2)4着、そして前走の大井記念が前記した通り2着と、1戦ごとに陣営の手の内に入ってきた印象。中央在籍時はオープン勝ちがなかったが、ユーロビート等との比較で現在なら中央馬相手でも遜色はなさそうだ。

 船橋のタイムズアローは昨年のこの競走の4着馬で2年連続の参戦。大一番における活躍がないだけに地味な存在だが、2月の報知グランプリC(船橋1800m)ではムサシキングオーやケイアイレオーネを相手に勝利しており、そう差があるわけではない。今年で8歳となったが、馬券的に盲点となりそうなタイプだ。

 北海道のナムラビクターは今春から門別所属となり、コスモバルク記念(門別1800m)5着、赤レンガ記念(門別2000m)9着とまさかの苦戦。前走の帝王賞(Jpn1)7着でいくらか上昇気配を示している。2014年にアンタレスS(G3)を勝ち、チャンピオンズC(G1)2着。昨年暮の東京大賞典(G1)は5着という一流馬。復調さえなればアッサリまである馬だけに、とにかく気配に注目したい。

【解説者の予想】
 悪く言えばG1級不在の小粒なメンバーだが、中央馬と地方馬がこれだけがっぷりと戦えそうなダートグレード競走はなかなかないのではないだろうか? とにかく大激戦の様相だ。迷いに迷って主役にはマイネルバイカを指名。今回と同じ左回りの川崎記念(Jpn1)の健闘ぶりを評価した。相手は58キロは背負い慣れている実績最上位のソリタリーキング。続いて昨年の覇者・ユーロビートだが、ケイアイレオーネストロングサウザーもそれぞれ大井記念、佐賀記念(Jpn3)で見せたような強さを発揮すれば単まで。クラージュドールナムラビクターグランドシチータイムズアローもノーマークにはできない。最後に地元勢。今年のレベルならナムラタイタン、コミュニティ、ライズラインあたりにチャンスありと見られていたが、残念ながら揃って回避。トップクラス不在で苦戦は必至と思われる。

 ◎マイネルバイカ
 ○ソリタリーキング
 ▲ユーロビート
 △ケイアイレオーネ
 △ストロングサウザー
 △クラージュドール
 △ナムラビクター
 △グランドシチー
 △タイムズアロー

おすすめ買い目

馬単 10→6 10→8 10→9 10→13 10→12 10→5 10→11 10→1

 

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬