Odds Park 競馬

【中央馬】
◇ダブルスターは道営デビューで北海道２歳優駿４着。その後中央へ移り（５４６15）。昇級後は（１０３９）で前走が初のオープン勝ちだが、ここではそれでも威張れる実績になるし、先行押し切りというのもいい。安定感では見劣るかもだが、昨秋、盛岡の南部杯で交流の常連相手に１秒差４着。その経験をアドバンテージにしたい。鞍上も不気味。

◇アウォーディーは芝の長い距離を使われ、Ｇ２目黒記念で僅差の４着がある。モタついた時期もあったが勢いをつけてダートに矛先を向けると1600万、Ｇ３シリウスＳを連勝。母は天皇賞馬、妹は名古屋ＧＰ勝ちなど交流グレード４勝と血統的な裏付けがあったとはいえ、それにしても鮮やかな勝ちっぷりだった。久々でも初の地方でも楽しみの方が大。

◇モズライジンはオープンではまだ勝ち鞍こそないものの、長くいい脚を使って毎回差のないところまで詰めてきているのには好感が持てる。小回りがどうかだが、２走前は流れも向いたとはいえほぼ最後方といったところから４角先頭という競馬をしている。フルゲートでも12頭、しかも有力馬が中央５頭という競馬なら、克服できていいはず。

◇バンズームは当初は芝の長距離を使われていたが、５走目に初ダートで初勝利を挙げると以後はダート中心。発馬ひと息で後方からだが、それでいてこれだけの数字を残しているのは力のある証しか。地方の砂、小回りが鍵になるが、動いて行く脚はあるし、交流の相手関係ならさばくのもそれほど苦労しないのでは。今後に視野の広がる競馬を期待。

◇マドリードカフェは芝でデビューし（１００５）。３歳７月からダートに転じて（２０１11）。暮れから再び芝の長い距離を求めて（１１０２）、格上挑戦した万葉Ｓでオープン勝ちを果たしている。スタミナ自慢で行く脚もある。ダートは1000万勝ちまでで格下感がなきにしもあらずだが、未知な地方での戦いなら五分かも。前々でチャンスをうかがう。

【地方馬】
◇イワクラギンガは２走前は梅見月杯の下だが、前走は牡馬混合のオープン特別で差し切り勝ち。生え抜きの７歳牝馬が成長を続けている。かきつばた記念を勝ったヨシノイチバンボシの下だ。大舞台で血が騒ぐ？

◇ティアモブリーオは結果はともかく、中央ではオープンを走っていた馬。７歳から南関東Ｂ１～Ａ２（０２０９）、兵庫Ａ１（２１４９）。当地ならというところは示した。が現役のオープン馬相手となると？

◇サクセスコードは高知へ移籍し３着を外さぬ走り。重賞２着でオープンでもというところを見せている。が、中央時は500万交流でも入着がようようだった。高知で再生成ったといっても…。距離も長そう。

◇アップアンカーは当初は短差しのイメージだったが、地方の小回り馬場に適性を見せ、距離、展開不問の活躍。夏の名物重賞・名港盃、くろゆり賞を連勝している。秋の白山大賞典では６着。それ以上を目指す。

◇メモリージルバは重賞と聞くと萎縮する？馬が年初の白銀争覇を差し切って重賞初制覇。得意の冬場と笠松で７歳にして悲願達成。さあこれからといったところだったが、前走を見せられては強調もしづらく…。

◇タッチデュールは重賞を求めて東へ西へ。笠松といえばこの馬という人も多い。ただ３走前、地元で走って馬券に絡めなかった。グレード競走の最高は14年の船橋・クイーン賞４着。そのころのようには…。

◇アクロマティックは堅実だが勝ち味薄？　そんなイメージを払拭する園田３連勝、そして梅見月杯では思惑通りのレース運びで差し切りと勝負強さを発揮しだした。地方馬代表として中央勢に挑む。

【見解】
常連の引退などもあり、交流グレードとしてはフレッシュな顔ぶれがそろった。その点でトライアルの梅見月杯を勝ったアクロマティックあたりに頑張ってもらいたいのだが、今年から中央馬は４頭から５頭に。壁は一層厚くなったようである。
そんな５頭の中で期待はダートに転じて２戦２勝、唯一の重賞ウイナーで血統背景もいいアウォーディー。ダブルスターを展開と鞍上で次位筆頭。やや格下感のあるマドリードカフェよりは小回り鍵もモズライジン、バンズームの方を上にしてみた。

◎アウォーディー
○ダブルスター
▲モズライジン
△バンズーム
×マドリードカフェ
×アクロマティック