Odds Park 競馬

　勝ち馬には先に抜け出されたが、２着争いはきっちり制したイナセナ。今回からＡ級になるが、前走のメンバーよりむしろくみしやすいかも。まだ追う手だ。昇級初戦でクビ差惜敗だったサザンキング、２走目で一変してみせたサカジロヴィグラスが逆転候補。押さえにリジカーレとマイネルハーシェル。

　イナセナは気分屋の面があるし、レースぶりは危なっかしいが、もともと能力は評価されており、走る気になればこんなもの。昇級戦でも。「調教はいつも通りで反動が出ない程度にとどめているが、乗り込みは順調だよ。ここ一連の出来はあるから、展開が向けばだろうね」。

　サザンキングは距離、展開を問わずきっちり詰められていることに好感。状態は安定しているし、条件的にもメドをつけているので。「前走は４角あたりで動きづらい面がありましたが、内を回る戦法に徹しているので、今回もうまくさばけるかどうかが鍵になりそうです。状態は変わりないですよ」。

　サカジロヴィグラスは太めや時季的なもので時間を要しそうな感触だったが、２走目で格好つけるあたりはさすが。距離短縮で早くも勝機!?　「前走は息を入れづらい流れで踏ん張れなかったですが、メドのつく内容でした。距離短縮はプラスですしいいレースができそうです」。

　リジカーレは過去２年の遠征はＢ級で（０２１４）。その後の金沢で進境度は小さそうに思えたが、今年はＡ級で差のない競馬。内をさばければ。「ひと脚は使えているし、走り自体は悪くないですね。展開次第ですが中団くらいにつけられればそこそこでしょう」。

　マイネルハーシェルはしまいは伸びてくるだけに走れぬ状態ではなさそうだが、1400ｍは距離不足の印象。自力でどうこうとはいかないかも。流れが向くことが条件になる。「笠松は交流戦で条件が悪かったこともあるが、距離の適性に問題がある。再度1400ｍではねえ」。