Odds Park 競馬

　初の東海クラウンであっさり決めたディアジースター。早め先頭から押し切った前走は掛け値なしに強かった。1800ｍでもこのメンバーなら今度は本命で期待する。相手は堅実男子と遠征女子タッチデュール、ユーセイクインサーのどちらを選ぶか迷うところだが、距離がいい牡馬カラジャス、ビービーガザリアスのほうを本線に。

　ディアジースターは２走前に距離、前走では相手強化を克服。癖馬で乗り難しさもあるということだったがテン乗りでも問題なかった。連勝を伸ばしそうだ。「体はできているので息を整えるだけで十分。前走はテン乗りや格上げ戦を克服しての勝利だし、先々が楽しみになってきたね」。
　
　カラジャスは安定した末脚が持ち味で、最近は特にいい感じで繰り出せている。一気の条件強化だが、タイプ的にはそこそこやれそうな気がする。「馬の雰囲気はいいよ。格上挑戦で試金石だが、相手なりが持ち味だし自在に運べて展開に左右されない強みもある。あわよくば」。

　ビービーガザリアスは７頭立て４着は微妙だが、まあ力通りには走ったか。先着馬は勝ち馬のみだし、距離延長は好材料。繰り上がりたい。「前走は案外だったが、上滑りする馬場がこたえたかな。２着争いは内外の差もあったしね。距離も歓迎のクチだし、あらためて期待したい」。

　タッチデュールは地元なら即、勝ち負けとはいかぬまでも、それなりに格好はつけている。この鞍上を迎えたし、この顔ぶれなら久々の美酒もある？　「南関東に遠征したばかりで強調材料はないが、とにかくタフな馬で闘争心もある。ここまで手薄なオープンならそう見劣りしないはずだよ」。
　
　ユーセイクインサーは10月と11月、遠征続きの合間に出走した２組ではともに勝利。いいとは言えぬが距離もこなすだけに注意は必要だ。「地元では意外に走ってくれるが、この距離は苦にしない程度。コンスタントに使っているから状態面の変化はないね」。