おすすめ注目レース

2016年1月 3日   新春賞 (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   伝統のハンデ戦は近年稀にみる大混戦
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 宮垣 優

sonoda01.jpg 2016年最初の重賞は伝統のハンデ戦、新春賞。今回も53キロから58キロまでバラエティ豊かなメンバーが揃った。過去5年では一番人気が1勝2着1回と不振傾向。今年も波乱決着するとみて本命にトリニティチャーチを抜擢する。斤量も手頃だし、この中間の追い切りの動きが良好。大外枠から上手く内に潜り込めば一発秘める。相手候補はこのレースで相性の良いニシノイーグルと叩いて上積みが見込めるホクセツサンデーの古豪2頭。他には粘り込みを狙うトーコーニーケや前走から連続好走を期待するサウスウインド、末脚勝負なら負けないアランロドが続く。

 トリニティチャーチの前走は勝負所から前が詰まってしまい、前が開いたのは直線に入ってからだった。気難しい馬で上手く折り合えるかがポイントになる。今回は初めての1870m戦になるが、1700m戦で安定した成績を残しているので心配は要らないだろう。この中間の追い切りは5F追いで最後まで脚色が衰えず活気のある動きだった。今回の鞍上は若手の鴨宮騎手が初騎乗。このレースを勝って飛躍の年になることを期待する。

 ニシノイーグルは重賞を3勝している古豪。新春賞は2013年、2014年で連覇をしており、昨年も2着に入るなど相性の良いレース。近走は成績が振るわず良かった頃に比べると衰えを感じるが、この中間の雰囲気が良く、最終追い切りでは軽快な動きを見せていた。全9勝中7勝をあげている主戦の川原騎手に戻る点も良い材料。斤量も54キロと手頃なので大駆けに期待する。

 ホクセツサンデーは約1年振りのレースだった前走は見せ場十分の競馬だった。ひと叩きされ動きは良くなってきた。管理する田中範調教師も「前走に比べるとデキは雲泥の差」と自信を覗かせている。以前に比べると多少エンジンの掛かりは遅くなっているが、気配も良く上積みは大きく見込める。重賞5勝馬の意地を見せることができるか注目だ。

 トーコーニーケは一昨年の園田金盃など重賞を5勝している。この中間も良い雰囲気を維持しており調教の動きも良かった。今回は先行する馬が少ないのでスンナリと前でレースができそう。ただ、以前ほど粘りが今ひとつな印象なので、道中で上手く流れに乗ることができるかどうかがカギになりそう。

 サウスウインドは前走の園田金盃で2着に入った。直線ではあわやと思わせる場面もあり、見せ場はたっぷりだった。斤量が前走から0.5キロ増えた点は少し微妙ではあるが、前走のような競馬がここでもできれば初めての重賞制覇が見えてくるだろう。

 アランロドは前走の金盃では5着だったが上がり最速の脚を見せていた。追い込み一辺倒の馬なのでどうしても展開に左右してしまうが、上手くハマれば大外から一気の差しきりも十分見えてくるだろう。
 

おすすめ買い目

馬単 12→1 1→12 12→7 7→12 12→10 10→12 12→3 3→12 12→2 2→12

 

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