Odds Park 競馬

　４歳エンプレスアイル、ピュアモトヒメも数字的にはなかなかの成績だし、時計的にも差はないと思うのだが、１組は３歳不在時でも壁になっていたし、内枠がもろ刃の剣となりそう。よって特別初が逆に魅力の３歳勢を上に取ってみた。中ではスプリングウィンズ。逃げ差し自在の脚質はこういうレースで武器となる。以下タムザブランシュ、デピュートアゲン、ミキノブシドウの順。

　スプリングウィンズは500万からの転入馬にびっしり競り込まれながらも振り切った前走は評価したい。岐阜金賞でも穴っぽさを醸し出した馬だ。ここらが壁になってほしくない。「前走は自分でペースを作って押し切る強い競馬。この距離だと集中力が途切れずに走ってくれるし、特別でもいい勝負になるのでは」。

　タムザブランシュはいまだ掲示板を外したことのない堅実派。前走は勝って当然だが、２走前の勝ち馬は特別で２、３着。ならばこの馬も。「馬の状態は申し分ないよ。相手なりのしぶとさがあるし、ある程度の位置が取れればここでもそう見劣りしないはず」。

　デピュートアゲンは格付けによる組み合わせ緩和もあろうが、使いつつの良化もある。そういう意味ではまだ上積みが見込めそうな馬体だ。「元気が良過ぎて毎日大変ですよ。他馬を気にするような面はありますが、体も絞れてどんどん上向いています。スムーズな競馬ができれば」。
　
　ミキノブシドウは前々の競馬で粘り込むのが身上。太めが粘りに影響している感もあるが、いい先行ができているだけに警戒は怠れない。「しまいは甘くなってしまう。もうひと絞りあればという感じかな。あとは特別戦での力関係だね」。

　エンプレスアイルは条件強化ではともに７着だが２組の時は暑さ、２走前は位置取りと考えることもできる。先手ならいま少しやれても。「ほぼベストといっていい状態だが２走前のように行きそびれると持ち味が半減する。この相手ではうまく流れに乗れるかどうかだね」。
　
　ピュアモトヒメは行き切れれば可能性あり。番手なら粘り込めても。ただ、それ以後だと？　前半のポジショニングが鍵を握る。「馬の状態は安定している。ある程度はためても行けるが、結果を求めるなら自分のリズムで走りたいところ。特別戦でどうかだね」。