Odds Park 競馬

東海菊花賞ではこれまで見たことのない負け方をしたアップアンカー。さすがに気になるところではあるが、陣営は気分的なものを強調、出来落ちなどではないという。それならばこのメンバーだ。巻き返しに期待したい。相手は追い込み好調ピースフルリバティとハナを叩けるかもしれないメモリージルバ。これらがモタつけばロードパルジファル、ドナルトソンが浮上。

　アップアンカーがあんな負け方をするのを初めて見たが、陣営に悲観のいろはない。条件的には問題ないしこの顔ぶれ。出てくるからには。「もともとハミを取らない面があるけど、前走は息を抜いた感じで全く走っていなかった。調教に跨った感触だと歩様とか何も問題ないし、追い切りも予定通り。体調はいいから力を発揮できれば巻き返しがあって当然だけどねえ」。

　ピースフルリバティは初の１組勝ちを快足ワールドエンド相手に５馬身差。前開催は休養に充て、狙い澄ましてここへ。オープン連勝なるか注目。「順調な過程で前走時の出来を維持している。いい勝ちっぷりだったし今度も展開が向けばだろう」。

　メモリージルバは勝ち切れないがくっついて行けるようになったのは良化の証拠。得意の季節を迎えて攻め馬の感触は上々だし、オープン特別なら流れ込みがあってもいい。「追い切りはいつも通りの動きをしたし、もう少しやれてもいい状態にある。ただ、最近は発馬が不安定。ある程度は前に行って、自分の競馬ができればだけどねえ」。

　ロードパルジファルは東海菊花賞下の昇竜杯を番手の競馬で快勝。相手に恵まれた面は否めぬが、きっかけにはなりそうだ。つなげたい。「時季的にこれからのタイプ。このところの走りからしても、だいぶ持ち直してきたね。ただ、今回は相手強化。力関係がどうかだよ」。

　ドナルトソンはいいころの感じになさそうだが、格好はつけているだけに見限れない。取り消し明けだがこの顔ぶれなら押さえに用意。「回復は早かったので、いつもと変わりのない乗り込み量です。追い切りもまとめたし、この馬なりに動ける状態といえます」。