Odds Park 競馬

【中央所属馬の評価】
ダノンレジェンドは昨年のカペラステークスJpn3でダートグレード競走初参戦初勝利。以降６戦５勝と1200ｍ～1400ｍ路線で勢いに乗っている。大井1200ｍでの２勝はいずれも先行抜け出しと危なげないレース振り。米国産の本格派スプリンター。

ノーザンリバーはダートグレード競走５勝。芝のG3も１勝している。大井では昨年の東京盃でみせた35秒1の末脚が印象的。その後の盛岡ＪＢＣスプリントでは１番人気に推されたものの、伸びを欠き５着に敗れた。今年はさきたま杯Jpn2を快勝し、今回は放牧明け。休み明け【0-0-2-1】と連対なく、当日の仕上がり具合がカギになりそう。

南部杯連覇のベストウォーリアは、今回福永騎手負傷のため、初騎乗となる川田騎手に変更。基本的にはマイルがベストだが、前走の南部杯は1200ｍの通過が１分10秒４のハイペースで、スピード負けする危険性はなさそうだ。

ドリームバレンチノは昨年の勝ち馬。その時と同様、東京盃２着からの臨戦過程。有力馬の中では唯一、前走よりも負担重量が軽くなり、14番枠だが、脚質的に外から見ながら行けるポジションは有利。どのみちハイペースは必至で、ゴール前の接戦に強い。

レーザーバレットは地方競馬のダートグレード競走は【1-1-1-0】。３歳時にはＵＡＥダービー（９着）の遠征経験もあり。ＪＲＡでのオープン２勝はいずれも1200ｍ。今回も、前走で重賞初勝利に導いた戸崎騎手が騎乗する。

コーリンベリーは全６勝が1400ｍ以下の快速牝馬。最近は逃げにこだわらず幅が出てきた。1200ｍ【2-0-1-1】、大井で大活躍のサウスヴィグラス産駒。

【地方所属馬の評価】
園田のタガノジンガロは14年かきつばた記念Jpn3で勝利。以降ダートグレード競走で度々入着している。前走の東京盃は初の1200ｍに戸惑いながらも最後は詰めて５着。主戦・木村健騎手に戻るのは好材料だろう。

コスモフィナンシェは岩手で重賞２勝も、昨夏以降勝ち星から遠ざかっている。ダートグレード競走は３戦して12、10、９着と厳しいレースが続いている。

ジョーメテオの前走アフター５スター賞は、外を突き抜ける完勝。９歳にして南関東の重賞２勝目とまだ若い。末脚一手だけに混戦待ち。

サトノタイガーは昨年の２着馬。前走は韓国馬相手に好位から余裕の差し切り勝ち。大井1200ｍ１分10秒８は歴代勝ち時計に届く。ハイペースは必至だけに、うまく流れに乗れれば。

バーチャルトラックは高知重賞１勝も、ダートグレード競走は２ケタ着順前後が定位置で。

セイントメモリーは13年オーバルスプリントJpn3勝ちの実績だが、最近はモロさが目立つ。このメンバーでは逃げても厳しい。

アルゴリズムは昨春の東京スプリント３着。以降低調だったが、ここに来て復調気配。混戦待ち。

ゴーディーは大井1200ｍ１分10秒８の持ちタイムあるが、３戦連続２ケタ着順。今年もダートグレード競走では13、14着で。

ポアゾンブラックは昨年の南部杯２着。今年1200ｍの北海道スプリントカップJpn3、クラスターカップJpn3で２着。ＪＲＡ時３勝も全て1400ｍ以下で、ここは条件ベスト。

マルカバッケンはピーク過ぎての転入だけにどうか。前々走プロキオンステークスG3の15着が現時点の能力だろう。

【解説者の予想】
前哨戦の東京盃を大外枠から正攻法の競馬で、最後は突き放したダノンレジェンドがひとつ抜けた感がある。昨年の東京盃でみせた決め手を発揮するならノーザンリバーが相手としては妙味ある。
南部杯を連覇したベストウォーリアも1200ｍは新馬戦以来となるが、軽くは扱えない。昨年の覇者ドリームバレンチノも展開ひとつの感触。レーザーバレット、コーリンベリーは上位が激しくやり合えば浮上のチャンスも。
地方勢なら東京盃で1.1秒差５着のタガノジンガロに期待。

◎ダノンレジェンド
○ノーザンリバー
▲ベストウォーリア
△ドリームバレンチノ
△コーリンベリー
△レーザーバレット
△タガノジンガロ