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 【中央所属馬の評価】
サンビスタは昨年の勝ち馬。牝馬ダートグレード競走５勝の実績で、今季も1800ｍのＴＣＫ女王杯Jpn3、1600ｍのマリーンカップJpn3、1800ｍのレディスプレリュードJpn2を制している。大井２勝はいずれも1800ｍで、今回の条件はベスト。特に定量55キロはかなり有利で、連覇は濃厚だ。

アムールブリエは前哨戦のレディスプレリュードJpn2はスタートで出遅れて４着だったが、前々走のブリーダーズゴールドカップJpn3では一旦先頭に立ったサンビスタを差し返す殊勲をあげている。母は天皇賞馬ヘヴンリーロマンス。他にエンプレス杯Jpn2を制している。打倒サンビスタの一番手。

３歳のホワイトフーガは今年の関東オークスJpn2を大差で逃げ切っている。現状ではサンビスタ、アムールブリエ、トロワボヌールに続く４番手のポジションだが、定量53キロは上位と２キロ差で有利とは言えない。３歳の秋、どれだけ成長を見せられるかだろう。

トロワボヌールは対サンビスタ１勝３敗だが、スパーキングレディーカップでは一矢報いた。前走は勝負どころでの不利もあった。大外枠は好材料とは言えないが、巻き返しに期待したい。

キャニオンバレーはＪＲＡダート４勝。前々走、ダートグレード競走初参戦のブリーダーズゴールドカップでは正攻法のレースも、最後は力の差が大きかった。

カチューシャは福永騎手が騎乗予定だったが、負傷により川田騎手に。昨秋のレディスプレリュード小差３着なら圏内だが、最近２走は鞍ズレなどありリズムが悪い。1800ｍは少し長いが、自分のレースが出来れば。

【地方所属馬の評価】
ブルーチッパーはＪＲＡ５勝。転入後いきなりスパーキングサマーカップを制した。しかし、前走はマイペースの競馬で結果はひと息。持ちタイム的には通用するはずだが。

ノットオーソリティは道営時を含め重賞５勝。南関東最強牝馬の１頭。昨秋のロジータ記念からも距離に不安はない。うまく流れに乗れれば。

ユーセイクインサーのダートグレード競走８勝はすべて大差負け。良血ではあるが、これ以上の上積みは疑問。

リュウグウノツカイはB2を勝ち切れない状態で初ダートグレード競走では厳しい。

３歳馬アクティフは前走で古馬Ａ級通用のスピードを示したが、初距離の1800ｍ、強敵相手のJpn1と厳しい条件が揃う。持ち前の瞬発力で今後に目処を立てたい。

タッチデュールは、この馬にしては余裕あるローテーションだが、さすがにこのメンバーでは厳しいだろう。

アスカリーブルは３歳時関東オークスJpn2を制しているが、以後ダートグレード競走では見せ場も作れない。前走もレディスプレリュード12着だけに…。

ボーラトウショウは昨年の盛岡ＪＢＣレディスクラシックで15着。ここも厳しい。

サイモンガーランドのＪＲＡ４勝はすべて右回りダート1800ｍだが、前走レディスプレリュードが競走中止では計算出来ない。脚質的にも末一手では置かれる危険性も。

ブラックバカラは大井→高知13勝だが、持ちタイムの比較でも厳しい。

【解説者の予想】
サンビスタの連覇濃厚だ。春から夏にかけてリズムが狂ったが、前走完勝で軌道修正。定量55キロは極めて有利だ。
焦点は出遅れに泣いたアムールブリエの逆転、巻き返しがあるかどうか。まだまだ上昇余地のある３歳馬ホワイトフーガ、大外枠だがレース巧者で安定感が高いトロワボヌールがどう割って入るかだろう。キャニオンバレー、ノットオーソリティはマイペースで浮上も。

◎サンビスタ
○アムールブリエ
▲ホワイトフーガ
△トロワボヌール
△キャニオンバレー
△ノットオーソリティ