Odds Park 競馬

【結論】
　今年は12頭立てだが、オープン勝ちしている２勝以上の馬は僅か１頭だけ。牝馬限定の定量戦なら、栄冠賞馬タイニーダンサーの独壇場だろう。前走のリリーカップと道中掛かってしまい、最後伸びを欠いたが、それでも小差３着はこの馬の地力。今回は内回り1600メートルでもここで同じ轍は踏まない。重賞Ｖ２濃厚とみる。相手はリリーカップで５着と善戦したサダムフジコに期待したが、素質高いサムバディトゥラブ、ジャストゥラヴも好仕上がり。２着争いならチャンス十分。決め手強烈なノーノーイエース、モリデンサンバにも注意したい。

【詳細解説】
　タイニーダンサーは今年の栄冠賞馬で前走のリリーカップでは今回の出走メンバーの中で最先着の３着。ここに入れば、実績、実力ともに断然といえる。初の内回り1600メートルでも今のデキなら首位濃厚。
　
　サダムフジコは重賞初挑戦のリリーカップで５着。３着のタイニーダンサーとの１秒差は簡単に逆転できる数字ではないが、他のメンバーとは力量差はないはず。デキは前走以上。今回は連争い十分。
　
　サムバディトゥラブは新馬戦で、先日、園田のプリンセスカップを勝ったランランランの３着。アタック勝ちだが、素質は上位。1800メートルを経験しているのも強みで、牝馬戦なら重賞でも注意。
　
　ジャストゥラヴはリリーカップで初めて着外に敗れたが、デビュー戦から３戦連続連対した走りは評価していい。アタック勝ちだが、続くオープンで２着がある。１頭強い馬がいるが、それ以外の馬とは力量差なし。

　ノーノーイエースは一杯の未勝利勝ちの１勝馬だが、当舞台で行われたブリーダーズＧＪＣで牡馬相手に５着入線したように地力はある。条件戦でも前走も決して悪くない内容。大駆けがあればこの馬か。

　モリデンサンバは新馬勝ちした素質馬。オープンで４戦しているようにキャリアも豊富。リリーカップは結果７着も前半置かれたのがすべて。直線で見せた脚は上々だったし、距離延びて末脚勝負なら侮れない。