Odds Park 競馬

兵庫短距離戦線の主力勢が、来週金曜ナイターで行われるＪＲＡマイルＣＳトライアル地区代表選定競走・園田チャレンジカップ(１４００ｍ)に向かうため、本日の同距離戦はやや混戦ムード。そんな中、今回の本命はエーシングリズリー。前走のＪＲＡ転厩初戦を番手からの競馬で勝利。手応えの割に伸びを欠いたようなレース振りではあったが、陣営の話では、終始手前を替えようとしなかったことが原因とのこと。その点を踏まえ、前回軽めだった調整から一転、気合いの入った調整を消化。調教にも跨る下原Ｊも感触は良かったとのこと。斤量は一気に３kg増だが、５７kgはＪＲＡ在籍時に背負い慣れており、特に問題はないはず。ここは連勝期待。他では、前走窮屈な場面がありながらも小差の競馬ができていたメジャーアスリート、先行力が魅力のレギス。位置取り次第では、ステキナシャチョウやシャイニーバロンのゴール前浮上も。

エーシングリズリー…前走中間は馬なり程度の追い切りのみだったが、今回は乗り込み量も増やし、最終追い切りも併せ馬で長めからシッカリ消化。調教にも跨る下原Ｊの話でも「動きがシッカリしてきましたね。朝晩の気候が涼しくなってきた影響か、元気さも出てきたように感じます」とのこと。上積みが期待できそうだ。

メジャーアスリート…徹底した末脚勝負に切り替えてからの近２戦は成績も安定。前走の摂津盃でも道中の捌きに苦労しながらも直線しぶとく迫り０秒５差の５着。転入当初は馬体自体もかなり緩かったが、使われつつ引き締まってきたように感じる。２歳時には交流ＧIで２着がある実力馬。ソロソロ復活か。

レギス…今回が兵庫転入初戦。２月のノド手術明けから結果が出せていない点は気懸かりも、ＪＲＡダートで３勝、昨年まで１６００万下条件でも小差の競馬を繰り広げていた同馬。小回りの園田なら、同馬の安定した先行力も大きな武器になってきそう。初戦から要注意。

ステキナシャチョウ…切れる脚は使えないが、追われてしぶといタイプ。それ故に、前半で位置取りが悪くなってしまうと伸び切れない印象。２走前のように発馬五分に決めて、前付けの形に持ち込めれば。

シャイニーバロン…ＯＰ昇級後から苦戦を強いられているが、近５走中２戦でメンバー最速の上がり時計をマークしており、末の伸び自体は決して悪くはなっていない。あと少し展開の助けがあれば。