Odds Park 競馬

昇級戦でも５連勝中のコスモナーダムは展開不問、距離不問でもちろん有力だが、マイネルガネーシャはそれより中央時の格は上。モロさもあるが、決め手は勝るとも劣らぬものを有している。こちらから入ってもバチはあたらない。メモリービビッドは最内枠に入ってしまったが、それでもこの顔ぶれなら３番手。ネオザイオン、ハヌルソンムル以下は少し差があるとみる。

マイネルガネーシャは気性的に４走前のようなことがないとは言わぬが、折り合えばいい決め手を発揮する。前走は笠松の実質上のオープンでクビ差２着。だいぶ常識にかかってきたし、引き続き出来も悪くなさそうなら。「暑さがこたえている印象はなく、時季的な問題はない体質のようですね。乗り難しい面があるので、上位争いはいかにスムーズなレース運びができるかどうかでしょう」。

コスモナーダムは３走前は好時計で逃げ切っているし、２走前は控える形で難なく抜け出した。逃げてよし、差してよしなら昇級戦でも。「状態が安定しているし、融通が利く脚質で展開に左右されない強みが勝ちにつながっているね。ただ、勢いはあっても今回は昇級戦。どこまでやれるかは何ともねえ」。

メモリービビッドは内枠がどうかと思われた前走だが、うまくさばいてあと少しの競馬。復調なって充実著しい。この顔ぶれでも遜色ない。「前走も上がりはそれなりに伸びていたし、逃げ有利の流れだったからね。状態に変わりはないから、うまく運べればだろう」。

ネオザイオンは器用な競馬ができるタイプではないが、息の長い脚でじわじわ追い上げてくる。ただ今回は休み明け。自分自身との戦いに。「３カ月半のブランクがあります。ひと叩きが必要かもしれません」。

ハヌルソンムルは前走は交流戦でも持ち時計を更新してくっついて行ったし、良化しているのは間違いないか。あとは少し展開利が欲しい。「自身の時計では走っているし、頑張っていると思うよ。１ハロン延びるのは歓迎だが、それでも展開が向かないことにはね」。