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2015年8月13日   ブリーダーズゴールドC (門別競馬)  

門別競馬   第10レース   アムールブリエが北のダート女王に輝く
対馬 大樹

【中央所属馬の評価】
 アムールブリエは1000万、準オープンを連勝して挑んだ前走のエンプレス杯で強敵ワイルドフラッパーを破り、ダートグレード競走初制覇。ここに来て3連勝。地力強化は疑う余地なし。前走後は早目に函館に入り、ここ目標に調整。今回は57キロでの出走だが牝馬限定なら克服可能と判断。4連勝で北のダート女王に輝く。

 キャニオンバレーは前走準オープンを勝ってオープン入り即重賞挑戦になるが、先行力はここでも一、二。2000メートルも阪神のダートで経験済みで距離に関しては問題ない。今回は55キロで鞍上は3戦パーフェクト連対の武豊騎手。門別コースを熟知している名手の手腕で、いきなり大仕事をやってのけても驚けない。

 サンビスタは昨年のこのレースの覇者で昨年のダート女王。実績は文句なし一番。今年はここまで5戦2勝だが、3走前には今回背負う58キロで重賞を制覇。牝馬限定戦では常に上位を争っているし、今回も好勝負必至。

 ホワイトフーガは関東オークスを圧勝して今年の3歳ダート女王に輝いた。スピードだけでなくパワーも兼ね備えており、タフな門別の馬場も問題はないはず。古馬とは初対決だが、牝馬相手なら要注意。

【地方所属馬の評価】
 クロスオーバーは遠征続きで大きな上積みが見込めない。今回も強敵相手。入着が精一杯。

 ユーセイクインサーは前走地方交流重賞で完敗。今回はダートグレード競走で一線級相手。力不足は否めない。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】
 サンバビーンは中央時代に準オープン勝ちの実績がある。転入2戦目で地元重賞のノースクイーンCを完勝。底力を見せつけた。JRA勢は確かに強いが、今のデキなら善戦以上のシーンも。

 ルージュロワイヤルはノースクイーンCでサンバビーンに負けたが2着を外さなかったところはこの馬の地力。地元3歳牝馬の中ではトップクラスの実力馬。53キロなら掲示板は可能。

 スターライラックは元中央1000万だが、ダートグレード競走では少々力不足。恵まれても入着まで。

 ニュアージゲランは今回初距離に加え、牝馬の一線級が相手。厳しい戦いになりそう。

 パシコペンネッタは重賞の前走が完敗。今回は更に相手が強いし、苦戦ムード。

 ステファニーランは地元の条件戦を勝って勢いに乗っているが、今回はこれまでとは相手が違う。評価ダウン。

 バカニシナイデヨは距離は悪くないが、ここではまだ力不足。デキの良さでどこまで食い下がれるか。

 ヤマニンミミックは転入後7戦して、まだ3着以上がない。このメンバー相手では上位進出は厳しい。

【解説者の予想】
 昨年はJRA勢が上位を独占したが、今年のメンバーも相当にハイレベル。JRA勢が優勢とみた。中でもエンプレス杯を完勝したアムールブリエに注目。目下3連勝と地力強化は疑う余地なし。ここへ向けて態勢も万全。4連勝で今年の北のダート女王に輝く。強敵は昨年のダート女王で、昨年のこのレースの優勝馬でもあるサンビスタ。今年は58キロでの出走(昨年は55キロ)だが、3走前のマリーンカップを58キロで優勝しており、牝馬限定なら心配はないと判断。連覇の期待も十分。ホワイトフーガは古馬と初対決になるが、今年の関東オークスを楽勝している。古馬との力関係がどうかだが、潜在能力は相当に高い。55キロならチャンスはある。名手武豊騎手が手綱を取るキャニオンバレーも軌道に乗った今なら要注意。地元勢ではサンバビーンルージュロワイヤルに期待したい。


 

おすすめ買い目

馬単 7→10 10→7 7→8 8→7 7→13 13→7 7→9 7→15

 

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