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2015年7月20日 名港盃(SP2) (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 予定の連闘 ノゾミダイヤ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
決して大きく勝たないが、勝ちっぷりには余裕があるノゾミダイヤ。兵庫勢は粒ぞろいだが、タガノジンガロ級でなければ何とかしてくれるだろう。怖いのは、梅見月杯で差がなかったエーシンクリアー、ティアモブリーオやオグリキャップ記念で先着されたブルースイショウら遠征勢より、前走が圧巻で陣営が強気なマヤノクレドか。アップアンカーも5度目の正直を狙う。
ノゾミダイヤはご存じ名古屋の若大将。4走前は連闘の2500m、2走前は相手が相手。タガノにやられたウップンをまずはこの兵庫勢相手に晴らしたい。「今月末の金沢戦も視野に入れていたけど、長距離輸送などのリスクを考慮してここを使うことにした。遠征馬との力関係がどうかだが、当然勝ち負けの期待をしている」。
マヤノクレドは2走前は再転入の初戦だったととらえていいのでは。距離は問題なさそうだし、何と言ってもここ目標できているのがいい。格上挑戦するだけあって、陣営もかなり強気だ。「目標にしていたレースで、思惑通りの仕上げができました。いい状態で臨めます。負けられないぐらいの気持ちです」。
アップアンカーはベストは交流勝ちの1400mだが、融通は利かせているし、力もつけている。天敵はいるが、ここで勝てればすっきりすること間違いなし。「連闘でも順調な過程でいい状態を保てている。距離も笠松戦で適性があることが分かっているし、ここもある程度の期待感を持っている」。
エーシンクリアーは梅見月杯3、4着も、岐阜金賞の勝ちっぷりは鮮烈。遠征慣れしているのが強みだ。自在脚で名古屋でも1つ勲章を。「前走は58キロだったし、少し気合が乗り過ぎていた感じがあった。今回は追い切りも動いたし、うまく調整できた。遠征に強く、距離は延びた方がいいタイプ。好勝負を期待」。
ティアモブリーオは梅見月杯では2着ダイヤから0秒3差。2走前に地方初勝利を挙げている。逃げなら勝機、そうでなくてもヒモなら十分。「前走は出負け気味のスタートで先手が奪えなかった。追い切りは少し時計が出過ぎたが、調整は順調なのでこの馬の力は出せると思う」。
ブルースイショウは昨年の2着馬。以後は3着が精いっぱいだが、それが六甲盃であり、オグリキャップ記念だ。豊富なスタミナを生かしたい。「最終追い切りは予定より速くなってしまったが、それだけ動けるのは具合のいい証拠だと思うし、1400m戦を叩いたことで気合も乗ってきたように感じる。距離延長は歓迎だし、昨年のこのレースで2着。今年も楽しみにしている」。
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