Odds Park 競馬

【中央所属馬の評価】
　アドマイヤサガスは昨年の覇者。近況の内容が物足りないが、今年も昨年と同じローテーションで仕上がりは決して悪くない。水が合う当地で１年ぶりの勝利を目指す。

　シゲルカガは３走前の準オープンを勝ってひと皮むけたか、久々のダートで前々走オープン勝ち。前走は重賞で強敵相手に②着。これだけ走ればもう本物とみていいだろう。今回も持ち前のスピードで好勝負に持ち込む。

　タイセイレジェンドは３年前のＪＢＣスプリントの覇者で、昨年のＪＢＣスプリントは③着だった。このメンバーの中では実績は一番。59キロは確かに厳しいが、名手戸崎騎手の手綱なら一発あっても驚けない。

　ダノンレジェンドは、カペラＳ、黒船賞、東京スプリントと重賞３連勝中。前走の東京スプリントでは昨年のＪＢＣスプリントの覇者ドリームバレンチノ、一昨年のフェブラリーＳの覇者グレープブランデーを一蹴して世代交代をアピール。本格化した今、重賞４連勝で北の短距離王に名乗りをあげる。

【他地区所属馬の評価】
　クロスオーバーは強敵相手に揉まれてきたが、成績を見ても力不足は否めない。ここは入着があれば上々。

　コスモフィナンシェは地元戦で②着と好走してこのレースに挑戦してきたが、ここでは家賃が高過ぎる。

　ユーセイクインサーは地元戦でも精彩を欠いているだけに、このメンバー相手では苦戦は免れない。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】
　アウヤンテプイはこのレース２年連続で④着。地元ホッカイドウ競馬では２年連続で短距離王に輝いており、実力は全国レベル。過去２年よりもいい状態で臨める今回は悲願の初優勝も夢ではない。
　
　クリーンエコロジーの前走は③着だった、転入緒戦でアウヤンテプイを破っている。ＪＲＡ在籍時にはオープンで活躍。このメンバー相手でも力の差はない。

　グランヴァンは前走のトライアル戦でクリーンエコロジーに先着。ここに来てメキメキ力をつけており、今なら全国レベルのメンバー相手でも善戦可能。

　ポアゾンブラックは転入緒戦になるが、昨年の南部杯で②着の好走歴があり、地力は十分。中間は坂路で十分乗り込まれ態勢は整った。初コースでも侮れない。

　ハードデイズナイトは南関東から戻ってきて３戦目だが、稽古の動きからも今回が一番いい状態で臨めそう。南関東で重賞勝ちの実績。斤量差を生かして食い下がる。

　スターライラックは元ＪＲＡ1000万下に在籍。実績面では少々見劣るが、ここ２戦の内容を見れば、門別の馬場は合いそう。時計を要せば入着なら。

　オグリタイムは叩かれつつ良化を辿り前走で今季初勝利。デキの良さではここに入っても見劣らないが、ＪＲＡの強豪相手では力量面で割引が必要。

【解説者の予想】
今年もＪＲＡ勢が強力だが、中でもダノンレジェンドは、カペラＳ、黒船賞、東京スプリントと重賞３連勝中。Ｇ１ホースを一蹴した前走に、世代交代がハッキリ見てとれた。まだまだ成長が見込める５歳馬、まずは重賞４連勝で北の短距離王に輝く。相手筆頭は地力強化著しい４歳馬のシゲルカガ。持ち前のスピードは重賞級レベル。今回も逃げの一手だが、このメンバー相手なら粘り込みに注意。地元勢では道営スプリントを２連覇したアウヤンテプイに期待。２年連続このレースは④着だったが、今年は過去２年とは充実度が違う。ダノン、シゲルに割って入るシーンも十分。昨年の覇者アドマイヤサガスは近走不満も当地の水は間違いなく合う。決して調子は悪くないだけにまだ見限れない。メキメキ力をつけているグランヴァン、実績上位のタイセイレジェンドも押さえたい。