Odds Park 競馬

　この中ではメドウスラヴ、ピラミッドパブロ、ヤマニンアルブルのレースぶりに安心感。前走の時計や勝ちっぷり、２走前の勝ち馬が前回のこの条件で２着した点から⑧を最上位としたが、この３頭はほぼ互角の評価だ。笠松では崩れていないサクラフェリシア、前走が鮮やかだったセイクリッドブルーにも食い込む余地はある。シアワセノホシは３着要員。

　メドウスラヴは一足飛びにとはいかぬまでも掲示板を外さぬ走りでじわじわ階段を上がってきた。前走を見ると時計勝負にも対応できそう。４走前の特別は出遅れて競馬にならず。すんなり運べてこの顔ぶれなら。「前走は自分でペースを作って勝ったのだから強いよね。馬の状態もいいし、1400ｍならまず崩れない。この馬の競馬をしてくれれば」。

　ピラミッドパブロは転入当初に比べると出脚がついてきて、使いながらよくなってきた感じが実にいい。今なら１組でも楽しみ。「前走は抜け出す時の脚が速かったし、調子は申し分ないね。切れる脚はないが、バテないのが取りえ。前々で流れに乗れるようなら」。

　ヤマニンアルブルは気分屋な面もあるが、その割には堅実。崩れた一戦は４カ月ぶり。今回は１カ月少々だが、最後まで集中して走れれば。「稽古ではそれほど目立っていないが、本数は乗れたし、調整明けという感じはしない。メンバー的にチャンスはあるとみている」。

　サクラフェリシアは金沢時からすると勝ち味薄だが、まだ３走とはいえ笠松では勝ち星が先行している。極端に時計が速くならなければ。「テンションが高めだし、この日程では現状維持が精いっぱいといった感じだよ。距離は歓迎のクチだが、相手関係が厳しそうだな」。

　セイクリッドブルーは３着の多さは気になるが、前走の勝ちっぷりは悪くなかった。特別でも流れひとつで抜け出してこられる？　「前走は完璧な内容での勝利だったが、多分に恵まれた感もある。相手なりのタイプでもあるが、メンバーが強くなる点がどうか」。

　シアワセノホシは詰めに課題もじわじわ脚を伸ばしてくる。最近はやや４着以下が目立ってきたが、それでも大きくは崩れていないので。「勝ち切れない脚質だし、1600ｍの方がいい馬だからなあ」。