Odds Park 競馬

前走１着馬がズラリとそろったが、中でも速さにうまさが加わったカツゲキライデンとマルヨラピドが一歩リード。首位争いはこの２頭だろう。ただ、一騎打ちというのもピンとこない。ラヴァーズタイム、ピクシーハット、オグリヒーロー、ボブリンあたりが割って入るようなら妙味も出てこよう。

　カツゲキライデンは強い競馬もするがモロさも…という馬が、折り合う形で４連勝。ひと回り成長した印象だ。前走の１組は分割で手薄だったが、今なら通常の１組でも期待したい。「内容の違う競馬で連勝しているし心身ともに成長したね。テンに速い馬がいるので、今回も臨機応変のレース運びで。期待は大きいよ」。

　マルヨラピドは２番手でもというところを２走前に見せたが、やはりベストは逃げだろう。1600ｍだとその形に持ち込みやすいのか（３２００）と好成績だ。「特別の２着で競馬の選択肢が広がったのが大きいよ。逃げてもいいし相手の出方次第ではハナにこだわらないレース運びも考えている」。

　ラヴァーズタイムはこれまで特別では掲示板止まりだが、この枠ならスムーズなレース運びができ、持ち前の機動力が生きてきそう。攻め馬も好感触だった。「いいラップでやれているし、状態としては前回以上じゃないかな。メンバーは強くなるが、距離が合うと思って期待しているよ」。

　ピクシーハットは４戦３勝、２着１回という数字もそうだが、このところは内容もいい。距離も有利に作用しそうで、面白い存在。「稽古は余力残しでいい動き。いい意味で平行線だと思う。人気馬と差のない競馬をしたことがあるし、距離も大丈夫。格好はつけるよ」。

　オグリヒーローは前走の勝ちっぷりもさることながら、２走前の脚もなかなかだった。ここでどこまでやれるか楽しみはある。「前走がさらに先をと思わせる内容だった。使うごとに調子も上がっているが、このメンバーでどこまで通用するか。力試しのレースだよ」。

　ボブリンはこの条件を勝ったのは初挑戦のときで３年前。いまだここにいるのは不満だが、勝ち味を思い出してきただけに不気味さはある。「行きっぷりが違ってきたし、気候的にも今ごろがほぼベスト。メンバーは強くなるが具合はいいので、あとは鞍上に任せるだけ」。