Odds Park 競馬

　３月16日のこの条件で当地初黒星を喫したヤマニンデリシューだが、あれは相手関係というよりひと息後で自身の問題だったと思う。その勝ち馬セーノークインはいるが、引き続き本命視で期待したい。まとめて負かす可能性を秘めるのは500万交流勝ちのあるローレルシャイニー。いまだ３着を外さぬノルウェーノモリ、力をつけてきたジャーサンプラーンをヒモに用意。

　ヤマニンデリシューは順調なローテーションを組めているし、攻め馬の感触も上々。本領発揮なら結果はおのずとついてくるはず。「降格ですぐ軌道修正できたのが何より。稽古の動きもここ数戦よりいいくらいだよ。この馬本来の走りができれば問題ない条件では」。

　セーノークインはヤマニンデリシューが走らなかったとはいえ、他にもいた強敵を制した前走は素直に評価したい。時計勝負にも対応可能だ。「使い減りしたのでひと息入れたがふっくら見せていい感じだよ。一段と骨っぽいのはそろったが、ある程度の位置で流れに乗れれば」。

　ローレルシャイニーは転入条件緩和でＢ級スタート。初戦の楽勝もうなずける。上積みは大きそうだし、園田の500万交流を勝っている馬だ。Ｂ級特別なら好勝負可能。「あの体であっさり勝つのだから素質はかなり。使ったぶん上積みもあるが、良績は1400ｍまで。この相手に入って距離がどうかだね」。

　ノルウェーノモリは当地1600ｍは意外にも初となるが、中央未勝利時が1700ｍ中心ならむしろプラスか。ここ目標に仕上がりも上々だ。「僚馬との兼ね合いであいたが、いいラップでやれているし、運動量としては十分。距離も歓迎のクチだし、互角以上のレースを期待したい」。

　ジャーサンプラーンは２走前は出し抜けを食らった格好だが、２組２着である程度のメドはついている。出来の良さで一角崩しを狙う。「前回は期待通りの内容だったし、体調は申し分ないよ。相手関係は一変しているが、先々が楽しみになるような競馬をしてほしいもの」。