Odds Park 競馬

逃げたサイモンロードにはちぎられたノゾミダイヤだが、２着を外さなかったあたりに底力を感じた。疲れが出てひと息入れられたが、立て直されてまずまずの態勢というのなら負けてほしくない。ただ、今回は隙ありとアップアンカー、エーシンシャラク、ブライトシンプーが逆転を狙う。イワクラギンガ、ピースフルリバティが突っ込んだりすると妙味も出てくるが…。

　ノゾミダイヤの前走は自身の状態や相手を考えれば仕方ない結果か。それでも２着は地力の証し。もはや出てくるからにはという存在だ。「梅見月杯後に歩様に疲れが見られたので、軽くハリをして体調を整えていた。休み明けといっても調教を休んだのは４、５日で、乗り込み量は足りている。直前の併せ馬もうまくまとめたし、動けるはずだよ」。

　イワクラギンガは相手の乗り難しさもあったが、早め早めの立ち回りで高速決着を制したことに意義。交流２着の内容も悪くなかったので。「いくら状態がいいとはいえ、このメンバーではね。自分の型に持ち込めないだろうし、厳しくなりそう」。

　アップアンカーは人気馬の凡走もあったが1900ｍの東海クラウンを勝って自信を深めた。名古屋でもノゾミダイヤと０秒３差。順調さであわよくば!?　「中間も予定通りにきたし、いい状態を保てているよ。ノゾミダイヤには２月戦で２馬身足らずの差で負けているが、順調さで好戦に持ち込めないものかと思っている」。

　エーシンシャラクは東海桜花賞で５着入線。兵庫時の走りから相手なりにやれると思っていたが、それを実証してみせた。もちろんここも。「前走も相手関係を考えれば善戦の部類。思ったほど疲れていなかったので中１週でも大丈夫だよ。1600ｍまでなら相手なりに動けそう」。

　ブライトシンプーは辛勝だったが上がりの競馬できっちり前を捕まえたことを評価。パンとしさえすればこれくらい走れて不思議ない馬だ。「順調な過程で、この馬なりにいい状態といえるね。ただ、１組ともなると相手が違うからね。今回は力関係の問題に尽きるよ」。

　ピースフルリバティはテンに行けないのは織り込み済み。しまいは確実に追い込んでくる。ただ、３走前の走りからすると１組では微妙な気もするが、気持ち次第の面もあるので望みは捨てたくない。「このところは距離を問わずレースを順調に消化しているから、追い切りはこれでいいと思う。変わりなくきているし、この馬なりには動けると思っているけどね」。